歯周外科・口腔外科・矯正歯科によるチーム治療
当院には各分野の専門医が在籍し、さまざまな分野から歯周病に対してアプローチできる体制が整っております。難症例の方には、歯周外科医・口腔外科医・矯正歯科医がタッグを組んでチームで治療を進めていきます。
治療を諦めてしまった方も1度ご相談にいらしてください。
自覚症状がないまま
進行する歯周病
口腔内の細菌感染が原因で、歯槽骨が歯を支えられなくなることで、最終的に歯を失ってしまう病気が歯周病です。
なかなか症状に気づきにくく、放置してしまうことで症状が進行していくため、別名サイレントディジーズともいわれています。
こんな症状はございませんか?










上記のような症状やお悩みのある方は、早めの受診をおすすめします。まずはご相談ください。
歯周病の特徴
01
静かに
歯周病は歯を失う原因のNO.1
歯周病は、自覚症状がほとんどないまま静かに進行します。そのため、痛みや腫れなどの異変に気づいたときには、すでに手遅れで、大切な歯を失ってしまうリスクが高い、非常に恐ろしい病気です。
02
国民病
30代以上の3分の2が歯周病
歯科疾患実態調査によると働き盛りの若い世代でも歯肉炎や歯周病を発症していることが分かりました。歯周病というと高齢者のイメージが強いかと思いますが、現在では若い方でも罹患する国民病となりつつあります。
03
ゆっくり
ゆっくり進行する歯周病
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歯周病は、初期段階で自覚症状はなく痛みもないため、数か月から1年以上かけて歯ぐきをゆっくり破壊していきます。毎日のケアや、歯科医院での定期検診をしっかり受け、早期発見や予防につなげましょう。
04
セルフケア
歯周病は自分でも予防できます
歯周病はご自宅でのセルフケアの頑張りで予防できる病気です。ご自身の歯に合った歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使用し、歯周病の原因となる細菌が潜む歯垢をしっかりと除去しましょう。日々のちょっとした心がけで予防できます。
歯周病の検査の流れ
STEP
1
レントゲン撮影
まずは、レントゲン撮影をして、歯槽骨の状態や目には見えない内部の状態を確認させていただきます。
STEP
2
歯周病の基本検査
- 歯周ポケット検査(ポケットの深度を測定)
- 出血の有無
- 歯の動揺度検査
- 歯石、歯垢の付着状況の確認
STEP
3
iTeroによる口腔内写真撮影
お口の中をスキャンして、口腔内の3Dデジタル画像を再現します。お口の中をぐるっと撮影するだけなので、患者様のご負担も少なく済みます。
STEP
4
歯石の除去
スケーリング(重症度が低い場合)
「スケーラー」という器具を使用して、歯石を除去します。歯石の付着による歯の表面のザラつきで、プラークが付きやすくなるのを防ぎます。
スケーリング・ルート・プレーニング
(重症度が高い場合)
歯根の奥まで取り除くため、場合によっては麻酔をして行います。しっかり取り除くことで歯周ポケットが改善されます。
STEP
5
プロービング
プローブという器具を使用して、歯周ポケットの深度を測ります。1本につき、4か所計測して、歯ぐきの出血の有無を確認します。歯周ポケットの深さが6mm以上になると重度の歯周病と診断されます。
動揺度の測定
ピンセットを使用して、歯のグラつき具合を確認します。前歯はピンセットで挟み、臼歯はピンセットを閉じた状態で咬合面に押し当てて前後左右に動かします。
歯垢の染め出し
歯垢の染め出し液を使用して、口腔内の見えにくい汚れを可視化します。歯ブラシの届きにくい部分や磨き残しを確認することで、効果的にケアすることが可能です。
STEP
6
治療方法についてのご説明
検査結果をもとに、患者様のお口の状態に合わせた治療方法をご提案いたします。しっかりとカウンセリングを行い、治療の目的や内容をご理解いただいた上で具体的な治療に進めていきます。ご不明点や不安など、この段階で解消していきましょう。
効果的に汚れを落とす「エアフロー」
エアフローは、微粒子パウダーを歯に噴射することで、歯にこびりついた汚れを短時間で効果的に除去できるクリーニング方法です。
歯を傷つけにくく、痛みも少ないため、着色汚れや歯周病予防、矯正やインプラント治療中の方でも適用可能というメリットがあります。
症状が進行してしまった方には…
歯周外科治療
歯周病の基本治療やSRP(スケーリングルートプレーニング)を行っても改善が見られない場合に外科治療を行います。
組織の再生や歯肉を移植する方法などがあります。
歯周形成外科療法
Fop(フラップオペレーション)
スケーリングやルートプレーニングでは改善が難しいなど、重度の歯周病の場合に行います。局所麻酔を行い、歯肉を切開して患部を露出させ、歯周ポケットの歯石を直接取り除きます。治療を妨げる不良肉芽も同時に切除します。
歯周組織再生療法
CGF
CGFは、患者様本人の血液をガラス管に入れて遠心分離し、血小板が濃縮されたフィブリン魂を抽出したゲルです。傷の治癒を促進する成分が豊富に含まれ、骨や歯周組織の再生を促すため、骨補填材と混ぜて使用します。傷の治りや組織の再生を促進させるため、治療期間の短縮にもつながります。
AFG
AFGは、患者様本人の血液をプラスチック管に入れて遠心分離し、抗凝固剤などを一切加えずに作製する、フィブリノーゲンを含む液状の血漿です。骨補填材と混ぜることで粘土状になり、骨の再建やメンブレンとしての使用が可能なため、外科処置の効率が格段に上がります。
エムドゲイン
エナメルマトリックスデリバティブというたんぱく質を主成分としたゲル状の再生材料です。歯周病で失われた歯肉や歯槽骨、歯根膜などの失われた組織に塗布することで再生を促します。外科処置と併用して使用することで、効果が高まります。術後の痛みの軽減や傷の治りを早める効果もあります。
①歯肉を切開する
②軟部組織を剥離する
③歯根についた汚れを除去する
④エッチング処理
⑤エムドゲインゲルを塗布
⑥縫合して終了
歯肉退縮治療
一度下がってしまった歯ぐきが自然に戻ることはありません。
根面が露出すると知覚過敏や歯磨きで痛む、見た目が劣るなどのトラブルが起こります。
CTG(結合組織移植術)
触っても動かない歯肉のことを結合組織といいます。お口の中から結合性のみを採取し、歯根の周囲に移植します。歯肉の退縮を改善し、審美面を回復させます。
FGG(遊離歯肉移植術)
上顎から遊離歯肉と呼ばれる、歯ぐきを採取し、それを歯根の周囲に移植します。遊離歯肉とは、歯の周囲にあり、触れると少し動く柔らかい歯ぐきの部分です。歯肉の健康を維持し、長期的な安定が得られます。
歯周内科治療
位相差顕微鏡を使用して菌の確認、DNA検査で歯周病の病原菌の特定をします。細菌に合った除去薬の内服と、防カビ効果のある歯磨き剤を併用することで内側からの改善を図ります。
国民病といわれるのは…
予防意識の低さが原因?
歯周病が国民病になりつつあるのは、日本人の予防に対する意識の低さと、治療を途中であきらめてしまうことが大きな原因になっていると考えられます。
日本は、保険診療が充実しているため「痛くなったら受診する」習慣が根強くあり、予防に対する関心が他国に比べ低い傾向にあります。そのため、歯周病にかかっていても気づかずに放置してしまう方も少なくありません。歯周病は進行すると治療に根気が必要なため、完治が難しいこともあります。
また、ある程度改善すると治療を中断してしまう方も多く、なかなか完治に至らないケースも見られます。進行してしまう前に気づき、健康な歯を維持するためにも定期的に歯科医院に通うことが大切です。当院では、歯周病予防に積極的に取り組んでおりますので、お気軽にご相談ください。
