診療・治療情報

2024.08.15

歯医者さんで骨隆起という言葉聞いたことありますか?

骨隆起とは

歯ぐきにできるコブのようなボコッとしたでっぱりのことをいいます!骨が過剰に成長した状態でなにか歯ぐきの炎症や悪い腫瘍などではないので痛みは基本的にありません。そのため骨隆起があることで生活に支障がなければ特に問題もなく治療もする必要がありません。しかし骨隆起の場所や大きさによって喋りづらいといった発音障害にも関わってきます。

 

骨隆起ができてしまう原因

明確な原因は不明ですが骨隆起は噛んだ時の刺激の蓄積により徐々に形成され、主に食いしばりが強い方や歯ぎしりをされる方に多く見られていると言われています。

 

どういうところにできるかというと

骨隆起ができやすい部位は3か所くらいあります。

①下の歯の内側の歯ぐき

→下の歯の内側に左右対称に丸くボコボコとできることが多くあります。主に小臼歯の裏側にできることが多いので舌を奥に移動させると良く見えます。骨隆起が大きくなると舌が上に持ち上がるような形になり喋りにくくなります。

②口の天井の部分

→口の天井部分(口蓋)の真ん中にボコッと1つ見られます。骨の形によっては2~4個ほどボコボコとして見えるようなこともあります。自覚症状がなく上顎を自分で確認することも少ないと思うので気付かないうちに大きくなっていることが多いです。

③上の奥歯の外側の歯ぐき

→上の奥歯の外側に長く左右対称にあります。歯列の外側にボコッとでるので大きく成長すると顔を触っても膨らみを感じることができます。

 

じゃあどうすればいいの…?💦

骨隆起は炎症や腫瘍・口腔癌でもないので痛みがなければ特に体に害のあるものではないのでそのまま放置していても問題はありません。基本的に治療も必要ないですが、骨隆起があることによって喋りにくい・硬い食べ物を食べると毎回傷ついてしまう・入れ歯を入れたいが骨隆起が邪魔で入れ歯が作れないという方は治療が必要になります。

骨隆起は少しずつ大きくなるかそのまま変化しないかのどちらかで小さくなったり、なくなったりすることはありません。

原因となる歯ぎしりや食いしばりは骨隆起の問題だけではなく歯への負担がとても大きいのでナイトガード(マウスピース)の装着をおすすめします。ナイトガードは保険内で作製可能なのでお気軽にご相談ください!

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