高齢の方はお口の状態にご用心!
こんにちは!
加齢とともにお口の中の変化を感じる方は多いと思います。
実はその通りで、高齢になるとお口の状態が変化し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
これまで歯の健康に自信があった方でも、知らないうちに病状が悪化して、削る・抜く等の処置となり、大きなショックを受けられることがあります。
こんな症状はないでしょうか?
歯ぐきが下がってきた
加齢や歯周病、歯ブラシのこすり過ぎ、歯ぎしりが原因で歯ぐきが下がると、歯の根元がむき出しになります。根元はエナメル質という鎧がないため、虫歯になりやすく、知覚過敏を引き起こしやすくなります。
口の中が乾く
彼や薬(降圧剤や抗パーキンソン剤など)の副作用で唾液の分泌が減ってきます。唾液には口の中の洗浄・殺菌作用があるため、唾液量が少なくなると虫歯や口臭が発生しやすくなります。
口の中が臭う
口臭は、唾液分泌の低下、歯周病、磨き残しによる口腔環境の悪化が主な原因です。特に入れ歯やブリッジ、歯の喪失が混在していると食べかすが残り不衛生になりがちなので、適切なケアが必要となります。
歯茎が腫れやすい
お口のお手入れ不足や、唾液の分泌量が減って口腔内の自浄性が低下すると、歯肉の炎症(歯周病)が起きやすくなります。放っておくと症状が悪化して歯が抜け落ち、正常な食事ができなくなります。
高齢者に多い歯の病気
60代…7割が発症しているのが歯周病
露出した歯の根元に歯垢などの汚れが付着し炎症が起きます。気づいたときには歯がぐらぐらで抜けてしまうことも少なくありません。
歯を失う最大の原因です!!
75歳以上…6割が発症しているのが根面う蝕
歯の根元にできる虫歯です。歯の表面はエナメル質という固い鎧で守られていますが、根元にはそれがないあめ、虫歯になりやすく進行も早いです。
気づいたときには歯が折れることも…
当院では、高齢の方の虫歯や歯周病のリスクを減らす処置を行っています。
ずっと自分の歯で食事ができるよう、定期的なメンテナンスに通ってくださいね☆
生活習慣の改善から虫歯治療
こんにちは!
皆さんは、ご自身の生活習慣について気にしたことがあるでしょうか?
当院では、治療した歯の寿命が長持ちする「治療の流れ」をお勧めしています(^^)/
将来的に、患者さんの来院頻度や治療費の軽減にもつながりますよ☆
治療も大切ですが、まずは虫歯ができない環境作りを身につけましょう。
なので、お口の中を見させていただいたときに好きな食べ物や、よく飲むもの、おタバコは吸われるか、一日何回歯磨きをするかなどお伺いします。
同じように、歯みがきを一日3回していますよ、という方でも、
仕事が終わるのがすごく遅くてささっとしか磨けていない。という方や、時間をとってゆっくり歯を磨けています、という人ではまた全然違ってきますよね。
お話を聞くことによって、忙しくてバタバタと歯を磨いてしまうのなら、大きな歯ブラシで一気に汚れを落とすほうがいいですよ、などとアドバイスすることもできます(^^)/
それから、歯石除去、クリーニング、ブラッシング指導などを行っていきます。
はじめに行うことで、虫歯の見落としや歯茎の炎症を改善することができます。
腫れていた歯ぐきが引き締まると、歯ぐきで埋もれていた歯が見えるようになって虫歯が発見されたケースもありますし、歯石を除去してみたらその下に虫歯があった、なんていうケースも珍しくありません。
それからようやく虫歯治療に入ります。
痛みがある場合にはすぐに虫歯治療を行いますが、そうでない場合や検診にいらしていただいたときにはまずはこのような流れでお口の中をケアしていきます。
お口の中の虫歯治療が終わったら、メンテナンスに入ります。
歯周病や虫歯がきれいに治ったら、今度はその状態を維持することが大切ですね♪
ホームケアでは限界がありますし、歯石は歯ブラシでは落とすことができません。
歯石を放置しておくとどんどん歯ぐきの下に埋もれて歯ぐきの腫れや口臭、歯周病を引き起こしてしまいます。
ですので定期的な検査とクリーニングにいらしてください(^^)/
3か月ごとに来ていただくとベストです!
万が一虫歯ができていても、早めに来て頂く事で虫歯が小さいうちから治療をすることができるので簡単に治療を終わらせることができます!
生活習慣が改善された後に虫歯治療をすると、こんなにいいことがあります☆
・虫歯の再発を予防できる
・虫歯をよりきれいに削り取りやすい
・かぶせ物や詰め物の適合が良くなる
・かぶせ物や詰め物が長持ちする
・かぶせ物や詰め物がより美しく、自然に装着できる
・歯周病による滲出液(出血や膿)で虫歯の治療が阻害されない
・根っこの治療などの治りがスムーズになる
こんなにいいことがあります!
虫歯や歯周病の治療には生活習慣の改善が必須ですね☆
次に歯ブラシの選び方と交換時期について
歯ブラシは、それぞれのお口の中によって選び方が異なります。
かたさは、歯や歯茎の状態によってベストが違うので是非当院衛生士に尋ねてみてください!
毛束は3列タイプで、ヘッドは小回りが利くので小さめが磨きやすいです。
隅々まで磨くことができます!
歯ブラシをしばらく使っていると毛先が開いてきますよね。
毛先の開いた歯ブラシを使っているとどうなるでしょうか?
日本小児歯科学会のほうこくによると、歯ブラシは毛先が開いていれば開いているほどプラーク除去率が落ちてしまいます。
毛先が開いた歯ブラシではどんなに正しくブラッシングしていても磨いているようで実は磨けていません。さらに、開いてしまった毛先が歯ぐきに当たることで歯ぐきが退縮し、露出した歯の根元から虫歯になることもあります。
(歯ぐきに普段おおわれている部分の歯は、元々露出していないので虫歯になりやすいです)
歯ブラシの交換時期は?
歯ブラシ交換の目安はおよそ1か月です!
歯ブラシを後ろから見て、毛先がヘッドの台座よりもはみ出して見えるようになると取り換えのサインです。毛先の開いたものは早めに交換しましょう。
また、逆に、1か月もたたないうちに毛先が開いてしまうのはブラッシングに力を入れすぎです。軽い力で磨きましょう。
毛先が極端に細くなっているものは使い方、使用目的が違うと効果がありません。
ご自身の生活習慣や歯ブラシについて疑問がありましたらお気軽衛生士までお尋ねください♪
江戸川区西小岩 ひまわり歯科クリニック
歯周病はタバコで悪化します
こんにちは!
みなさんは、たばこを吸われていますか?また、周りにタバコを吸っている方は多いでしょうか?
最近は電子タバコが主流になってきていたり、飲食店でも禁煙が増えていたり、世間の煙草に対する目は厳しくなってきていますね。
ではなぜタバコはこんなに嫌われるのでしょうか?
匂いもそうですが、やはり体に及ぼす健康被害が大きいからですね。
タバコはお口の中にも大きな影響があります。
歯を失う原因の第一位は歯周病です。
また、歯周病は生活習慣病が深く関係した病気です。
現在、喫煙は歯周病との因果関係がはっきりわかっています。
たばこの煙には
4000種類の化学物質、200種類の有害物質、37種類の発癌物質が含まれています!
◆タバコを吸うと…
ニコチンの影響で血管が縮まって歯肉の血行が悪くなり、歯と歯肉への酸素や栄養がいきわたらなくなります。その結果、歯肉の細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に侵されやすくなるのです。
◆喫煙者のお口の中は・
・歯面にタール(発癌物質の付着)
・歯肉は暗紫色
・出血などの炎症反応があらわれにくい
・メラニン色素が多く沈着する
・歯肉がゴツゴツした感じになり厚くなる
・上あごの粘膜が盛り上がる
◆タバコを吸わない人も気を付けて!
受動喫煙の可能性も!!(受動喫煙とは、本人は喫煙していなくても他人の吸っているタバコの煙(副流煙)を吸い込むことで健康被害を受ける事)
そして、たばこを吸ている人が吸い込む主流煙よりも、タバコから立ち上がる副流煙の方が毒性が高いのです。(タール3倍、アンモニア46倍、一酸化炭素5倍など)
受動喫煙
自分の意志とは関係なく、他人の煙草の煙を吸わされてしまう受動喫煙。
特に発達途中の子供は、大人よりも深刻な影響を受ける可能性が大です!
受動喫煙がもたらす子供への影響
低体重出産、小児がん、発達障害、乳幼児突然死症候群、呼吸疾患、注意欠陥・多動性障害、身体発達の低下、虫歯、歯周病、歯肉の着色
父親の禁煙は、子供が生まれてからでは遅い?
生まれた我が子のために禁煙を始める男性も多いですが、それでは遅すぎるという研究結果が発表されました。英ブラッドフォード大学によれば、たばこの煙が父親の精子細胞のDNAを傷つけ、損傷したまま子供に遺伝。小児がんなどのリスクを高めるそうです。
精子細胞は約3か月で成熟するため、お子さんをお考えの男性は、90日以上前からの禁煙が必要になります。
子供の未来を奪う母親の喫煙
妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因になります。
疫学的推計によれば、たばこを吸う妊婦は吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍。
早産の危険性は約3倍高くなるそうです。
また、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供の場合、母親の喫煙率が同年代の女性の2倍程度高いことが、大阪の小児科医の調査で明らかになっています。
受動喫煙で子供の虫歯が2倍に
家族の吸うタバコの煙にさらされた子供は、家族に喫煙者がいない子供に比べて、3歳までに虫歯になる可能性が約2倍という研究結果を京都大学が出しました。受動喫煙によって唾液の成分が変化し、虫歯の原因菌が活発化。歯垢や虫歯ができやすくなるそうです。また、受動喫煙によって歯肉のメラニン色素沈着や歯周病のリスクが高くなることも報告されています。
子供は、タバコの煙が有害であること知りません。
特に、親が喫煙者の場合、たばこの煙に無防備で、大きな影響を受ける可能性が高くなります。
ご自身のためにも、周りの大切な人のためにも禁煙を検討してみてくださいね☆
タバコをやめると、食事もおいしく感じられます(^^)/
それについてはまた時間詳しくお話いたします。
口臭予防のポイント
こんにちは!
一段と寒いですが今日は、すっきりと晴れていて気持ちがいいですね(*’ω’*)!
ひまわり歯科クリニックでもプチクリスマスを楽しむために、リースを飾り始めました♪
さて、今日は口臭についてのお話です。
人のお口の匂いはわかっても、自分のお口の匂いはあまりわからない方が多いんじゃないかなあと思います。
また、その分、気にされて来院される方も多いです。
では、口臭の原因は主に何なのでしょうか?
また、予防する方法はあるのでしょうか?
口臭といっても、様々な原因があると思います。
胃から匂っている場合や、お口の中から匂っている場合、それからタバコなどで匂っている場合。
歯科ブログなので、口から匂っている場合についてお話したいと思います☆
口臭の原因は、大きく分けて3つあります。
POINT1 舌苔(舌の汚れ)
食べかすや粘膜細胞の死骸、血液成分(白血球など)がたまったもの。
これらが細菌により分解され。揮発性のイオウ化合物が発生します。
舌苔の対処法は
舌専用歯ブラシで舌を磨くことです!シリコンなどでできているので舌を傷つけることなくきれいにお掃除することができます♪当院でも販売しておりますので、お気軽に受付にお声かけくださいね!
また、最後に洗口剤などでぶくぶくうがいをして細菌をとりのぞくというのも効果的です!フッ素入りのものを使えば、虫歯予防もできるのでさらにおすすめですよ(^^)/
POINT2 睡眠不足
緊張・ストレスを感じている時や起床時は唾液の分泌が悪くなって口臭が発生します。
唾液不足の対処法は
キシリトール入りのガムを噛みましょう!なるべく、出てきた唾液を飲み込まず、口の中にためて噛みます。あめや普通のガムなども唾液の分泌を促しますが、虫歯の原因にもなるので砂糖入りのものは避けてキシリトールのものをおすすめします。
また、こまめに水分をとるのも効果的です♪
お年寄りの方であんまりお口の中が乾燥してしまう場合は、口腔保湿ジェルといってお口の中を潤すジェルもあるのでそういったものを使用してみるのもいいかもしれません!
こちらも当院で取り扱いがありますので、気になる方はお気軽にスタッフにお声かけください。
POINT3 歯垢(プラーク)
歯垢は歯の表面にくっついて匂いを発します。
このまま放っておくと歯周病を悪化させ、さらなる口臭を呼びます。
歯垢の対処法は
しっかり歯を磨きましょう!当たり前のことのようですが、これが意外と難しいです。
皆さんは、ながら磨きをしていませんか?テレビを観ながら、スマホをいじりながら、、などなど。
磨いているつもりで、同じ場所ばかり磨いてしまっていたり、奥までしっかり磨けていなかったり、不必要に力が入りすぎてしまって歯ぐきが下がってしまっていたり。
歯を磨くときは、できるだけ鏡を見ながら1本1本丁寧に磨きましょう♪
また、デンタルフロスやワンタフトブラシ、歯間ブラシなどのアイテムなども使ってそれぞれのお口に合った歯みがきが大切です!
特に歯と歯の間は汚れが残りやすいので、1日1回だけでもデンタルフロスを通してあげると口腔内の環境はぐんと良くなりますよ!
最初は難しいと思いますが、歯ブラシの仕方やデンタルフロスの通し方は当院でも衛生士が丁寧にお教えしていますので安心してくださいね♪
このように、お口の匂いの対処はしっかりとした睡眠と、口腔環境をきれいに維持することが大切です☆
皆さんもご自身の歯みがきを見直してみてくださいね!
そして必要なアイテムをプラスしてみてください。自分じゃわからないな~という方は、お気軽にスタッフにお尋ねください!
江戸川区西小岩 ひまわり歯科クリニック
乳児から6歳までの口腔内の発達
胎児期にみられる自発運動は、妊娠後期に「今、赤ちゃんがお腹を蹴った!」などと母親にも感知できる場合があることで知られています。身体を動かす筋組織は主にアクチンとミオシンと呼ばれるたんぱくが主役となり、お互いの間に滑り込むことによって収縮しています。
そして多くのわき役たんぱく質が周囲を形作っています。
この基本的な細胞内の構造は妊娠初期に作り上げられます。
大まかな体の構造は妊娠して3か月頃には出来上がります。
では、赤ちゃんのときの咀嚼・嚥下にかかわる領域ではどうでしょう?
単純な下顎運動は妊娠11週頃に確認されています。
指しゃぶりや嚥下動作は胎生12週には始まっています。
胎児は口腔に羊水を取り込み、まだ頼りない表情筋や舌でしっかり口腔内に羊水をため、「ごっくん」と嚥下する一連の動作をかなりの時間をかけて練習していることになります。
はじめはうまくいかなくて口元から羊水がこぼれていたかもしれませんね☺
徐々に練習していく過程で、頬や舌で羊水を口腔にためる動作は咀嚼機能を発達させ、嚥下動作と協調することの重要性をしっかりと脳に叩き込んでいるのです。
そして出生までの間に、味覚、嗅覚、唾液の分泌機能などが加わっていきます。
生まれたばかりの新生児は自分の母親の匂いを好み、羊水を好むことが知られています。
これは何より胎児に味覚、嗅覚があり、それを記憶する能力までが備わっていたことを証明するものです。
咀嚼から嚥下の複雑な動作は、本能的に備わっていた機能だけではなく、実はお母さんのおなかの中で、長いトレーニングによって獲得したものでした☆
わたしたちの体には五感といって、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚があり、さまざまな情報を脳へ伝えています。これらのシステムは胎生期に構築され、修正時にはすでに機能しています。
さらに、赤ちゃん(新生児)は原始反射と呼ばれるいくつかの反射機能を備えて生まれてきます。
そのひとつに探索反射があります。
口唇周囲に何かが触れると反射的に顔を向けて口を開く動作です。
そして次に口唇反射が加わります。これは口唇に何かが触れると口唇を丸める動作をすることを言います。
また、次に始まる原始反射は吸啜反射です。
これは口唇に触れたものは何でも自動的に吸おうという動作を始める反射です。
これらの原始反射によって新生児は、母親や哺乳瓶の乳首を探し、くわえ、そして吸う動作へとつなげているのです。
新生児の原始反射のひとつに咬反射があります。
これは口腔内の歯肉部分を指で触るなどして刺激すると、下顎を噛みこむ動作をすることです。
また、授乳時にも新生児は噛みこんでいます。
乳児嚥下に噛みこむことは必要なさそうですが、乳首を口蓋と舌の間でしっかり固定させるためには、まず下顎が固定されなければなりません。
この「噛みこむ」力を新生児期にきちんと獲得することはとても重要なことです。
乳歯はだいた生後6か月くらいで萌出が始まります。
そして2歳半くらいで萌出は完了し、乳歯列として上下の歯がしっかり咬み合います。
そして6歳ごろ、最初の永久歯が萌出するまで永久歯だけの歯列として活躍します。
この時代の習慣は口腔だけでなく、全身に多くの影響を与えます。
上下で合計20本の乳歯は「正しい姿勢、正しく噛む、正しく飲む」ということが守られると、悪い癖がなければ理想的に並びます。
悪い癖は歯並びに大きな影響を与えます。
例えば指しゃぶりの癖は、つねに上下の歯の間に指が入っているため、そこにスペースができた歯並び、すなわち上下の歯がかみ合わない状態の歯並びになってしまいます。
このような状態を「歯列不正」と呼びます。
また、この時期の頬杖も大きな問題を引き起こします。
ホワイトニングとはなんですか?
ホワイトニングって歯に悪いんじゃない?という質問をいただくことがあります。
今日はホワイトニングがどのようなものなのか、お話したいと思います(^^)/
現在、ホワイトニングとは、「白い歯にする」という広い意味で、オールセラミッククラウンやラミネートベニアなどの補綴治療から、コンポジットレジンによるダイレクトボンディング法、歯の漂白、PMTCなどを含む意味と、歯の漂白のみを示す狭い意味があります。
歯の漂白とは、歯質を切削せずに化学的に歯を白くすることです。
化学的な薬剤の作用によって、歯の色は黄色みや赤みが少なくなり、同時に明るさが増して、白く明るい歯になります。
アメリカでホワイトニングが普及し始めた当初は、ホワイトニングではなくブリーチングと呼ばれていました。
ブリーチングという言葉は、塩素系の漂白剤で衣服を白くするという印象があるため、もう少しやわらかい表現が好まれるようになり、ホワイトニングという言葉が浸透しました。
さらに、ホワイトニングのなかでも、とくに有髄歯のホワイトニングを指して使用される場合が多くなりました。
歯を白くしたいという主訴の患者さんが来院されたとき、クリーニングによって歯の表面のステイン除去を行っても満足されない場合、次に提案できる方法がホワイトニングです。
有髄歯で、なおかうラミネートベニアやコンポジットレジンによる第r稀有とボンディングなどの処置がされていない歯に対しての適応となります。
コンポジットレジン修復がなされている歯でも、部分的であれば適応となります。
正しい知識、技術のもとで行えばホワイトニングは審美歯科の中で最もはじめに、最も簡単に始められる選択肢となります。
歯を白くすることによる自信の回復が、新たな人生の一歩となります!
ホワイトニングにより口元のコンプレックスを解消することで、患者さんの明るい笑顔を引き出し、思いきり会話と食事を楽しむことができます。
また、ホワイトニングの安全性についてです。
ホワイトニングが臨床に普及したのはこの20年で、有害なことはないとわかっています。
基本的には、ホワイトニングの薬剤から発生したフリーラジカルが歯の中の有機物に作用するので、無機物を多く含むエナメル質表面には有害なことはないと考えられています。
さらに、エナメル質表層では、齲蝕予防効果があるという報告がされています。
ホワイトニング直後は、歯の表面はペリクルが除去された状態となるので、色素が沈着しやすく、さらに酸により脱灰されやすくなります。
短時間のうちに唾液中の有機物と無機物質により被膜が形成されますが、ホワイトニング直後は酸性飲料水や着色する可能性のある飲食物、喫煙については避けなければなりません。
PH5.5以下の、一部のホワイトニング材を用いたとしても、一時的なエナメル質表層の脱灰を認める場合があります。
しかし、健康な口腔内環境においては、唾液中の重炭酸イオンの働きによりすみやかに再石灰化が起こり、ホワイトニング術前よりも耐酸性が向上することがわかっています。
どうして歯が白くなるのか気になる方も多いとおもいますので、歯が白くなるメカニズムについてもお話致します(^^)/
ホワイトニング材のなかに含まれる過酸化水素、または過酸化尿素の作用で、歯のなかに存在する有色物質が分解されて、歯が白くなります。
ホワイトニングの歴史
ホワイトニングの歴史は、分権的には19世紀までさかのぼります。
いまから約170年前、日本はまだ鎖国をしていた時代の1844年に、ミョウバンを使用したのが始まりと言われています。
古くから歯の色を気にする文化があったようです。
痛みをとってほしい、噛めるようになりたいという希望はいつの時代も変わらないですね☆
冬になると歯が痛くなる?
こんにちは!
今日は一段と寒さが増してますね((+_+))
皆さんは、寒くなると歯が痛くなる…そんな風に感じたことはありませんか?
さむくなると肩凝りや、歯の痛みがでる原因のひとつに「歯の食いしばり」があります。
寒いと猫背になって肩が上がり、体全体がぎゅっと固くなりませんか?
実はその時に無意識に思い切り歯を食いしばっていて、冬の夜の寒さを耐えるために、寝ている間に無意識に歯を長時間、かなりの力で食いしばることがあります。
そうするとその翌日に歯が痛くなり、虫歯のような症状が出てくるのです。
歯の食いしばりによる影響は、
●歯の削れや欠損、亀裂、破折
●歯のグラグラ
●歯周組織にまで負担がかかり、歯周病(歯肉炎、歯槽膿漏)
●歯の亀裂から知覚過敏へ
●顎関節症
●肩こり など…
様々な障害を引き起こします。
スポーツ選手などがマウスピースをはめているのは力が入るときに歯を食いしばり、それが歯に大きな負担をかけるため、マウスピースで歯を守っているからです。
食いしばり以外に虫歯が外の冷気でしみる場合もあるので、
気温が一気に下がり始めるこれからの時期に歯が痛くなったら、まずは一度検診にお越しください(^^)/
ベストスマイルオブザイヤー
こんにちは!先月の11月8日のいい歯の日にベストオブザイヤーが発表されました!
今年は、今もっとも期待される若手女優の一人である浜辺美波さんと、連続テレビドラマ「まんぷく」に出演中の桐谷健太さんが受賞されました。
笑顔の素敵な女優さんや俳優さんは、やはり歯も美しいですよね(^^)/
授賞式では、普段のオーラルケアのお話もされていたそうです。
芸能人は歯が命、といいますが、一般人だって歯はとても大切です!
みなさんもオーラルケアを見直して美しい歯を手に入れましょう!
また来年も、どなたが受賞されるか楽しみですね♪
勉強会
スタディグループにて当院の院長の大平が発表してまいりました(^^)/
医学は日々進歩していますので、毎日勉強していく必要があります。
これからもみなさまに最善の治療を提供できますように、スタッフ一同努力してまいります!
歯を白くするさまざまな方法
こんにちは!
12月に入ってまたぐんと寒くなりましたね。
最近、虫歯を治療するだけでなく歯をきれいにしたいと意識される方がとても増えてきたように思います。歯を白くしたい、歯並びをきれいにしたい、などなど…
日本人は海外に比べて歯の意識がまだまだ低いと言われています。
芸能人の方でも笑うと銀歯がちらりと見えたりなんてこともありますが、海外の方からするととんでもないそうです。
ところが最近は虫歯になってから金属を外すのではなく、金属をお口の中からなくしたいから、金属アレルギーを防ぎたいから、といった理由でもセラミックに変えたいと来院される方も多いです☆
そんなお口の中を、白く、きれいにする方法はいろいろあります。
是非ご自身のお口の中を鏡で見てみながら検討してみてくださいね。
まずお口の中に金属がある方。
小さい詰め物だったり、大きなかぶせ物だったりいろいろあると思いますが、小さな詰め物でしたらセラミックも小さなもので済む可能性が高いです。
外してみたら中からまた虫歯ができていた…なんていうことも少なくありません。
保険の銀歯は自費のセラミックよりも二次的に虫歯になってしまう可能性が高いです。
外してみてよかった~なんてことも…銀歯の虫歯からじわじわ虫歯ができていては、わからないですよね。
かぶせ物の銀歯も、外してみると虫歯ができてしまっていることが多いです。
だいたいの場合が虫歯をとって材料を足し、すぐまた歯型をとることができますのでそんなにお時間はかかりません。
大きなものであればあるほどそうですが、お口の中から金属がなくなると印象がだいぶ変わります!
笑顔がとっても明るく美しくなります☆
次に、自分は虫歯ができにくいし痛いところもないからもうずっと歯医者に行ってないよ、という方。
歯垢は2日で歯石となります。
つきやすい、つきにくいと個人差はあるものの、虫歯がなくとも歯科医院でしっかりとプロのクリーニングを定期的に受ける事はとっても大切です!
せっかく虫歯がないのに、歯石がびっしりついていた…なんて方もたくさんいます。
歯石は硬い石のようになってしまいますから、ご自宅の歯ブラシではとれません。
超音波の機械を使ってしっかりと落としてあげることが大切です。
また、歯石に埋もれて虫歯が下にいた、なんてこともあるんです。
歯石は放っておくと歯ぐきの下まで潜り込み、歯周病を起こしたり歯ぐきが炎症を起こして腫れてしまったり、口臭にもなってしまいます。
また、お口の中はそれぞれ違いますので、衛生士に歯ブラシの効果的な動かし方や必要なアイテムのアドバイスを受ける事も、ご自宅で丁寧に磨いていただくために大切です☆
また、たばこのヤニや茶渋でお悩みの方。
市販の粒子の荒い歯磨き粉は確かに汚れが取れやすいですが、エナメル質に細かい傷を作ってしまいます。定期的にPMTCを受ける事をおすすめします。
PMTCは細かいパウダーで汚れを落としてくれるので歯を傷つけることなく汚れをしっかりと落としてくれるのでよごれが気になる方にはとってもおすすめです!
また、色が気になる場合にはホワイトニングが効果的です。
病院で行うタイプのオフィスホワイトニングと、ご自宅で行うタイプのホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングは一度でしっかりと白くなるのに比べて、ホームホワイトニングは徐々に白くなっていきますが、持続性はホームホワイトニングのほうが長いです(^^♪
おすすめはオフィスホワイトニングをして、ホームホワイトニングでキープしながらさらにトーンアップして頂く事です!
是非みなさんも白くて美しい歯を目指してみてください☆
ご相談はお気軽にひまわり歯科クリニックまで。