歯ぐきの健康に良い食べ物
歯磨き、デンタルフロス、マウスウォッシュの習慣は、あなたの口腔環境を良好に保つために大切です。
これらのオーラルケアは、細菌と闘う武器として大事ですが、実は健康なお口を保つための秘訣があります。糖分を多く含んだスイーツや強い酸を含んでいる食べ物を制限するだけでなく、あなたの歯ぐきに良いとされる食べ物もあるのです。
根生姜を摂ろう
根生姜は治癒効果のあるハーブと言われています。抗炎症の作用があるので、歯ぐきの炎症を防いだり、お口の組織の健全な発達を促進してくれます。
リンゴをたくさん食べよう
リンゴを最後まで食べきるには時間がかかりますが、お口にとっては健康的です。
食べ物をよく噛むという行為が、歯ぐきと歯にこびりついた歯垢を取り除く浄化作用を促すのです。でも、リンゴを食べた後にマウスウォッシュですすぐのを忘れないようにしましょう。
リンゴのようなヘルシーな食べ物でも、あなたの口腔環境を酸性に傾けてしまうことがあります。
牛乳を飲もう
牛乳、そしてチーズやヨーグルトなどの乳製品は、骨を丈夫にするカルシウムだけではなく、カゼイン・タンパク質も含まれていて、これが口腔の酸性度を低下させるということが、ある研究によって示唆されています。
さらに、牛乳を飲むことで、歯垢が作る酸を中和することができるのです。牛乳を飲む習慣がない場合は、牛乳の代わりにチーズを食べましょう。
野菜をたくさん摂取しよう
野菜が総合的に栄養価が高いのはみなさんもご存知の通りですが、口内環境を清潔な状態に保つのにも非常に優れているのです。
なぜなら、野菜には食物繊維がたくさん含まれていて、それらを分解するためにかなり噛まなければならないからです。
噛むことによって分泌される大量の唾液が、口内細菌を無力化します。食物繊維が多く含まれる生ほうれん草やセロリはもちろんのことですが、調理済の豆類などでも同様の効果をもたらしてくれます。
生タマネギには殺菌力も
生玉ねぎは細菌と効果的に戦ってくれる食べ物です。
玉ねぎには抗菌成分が含まれていて、細菌を殺菌してくれます。ある調査によると、玉ねぎには歯ぐきの病気と虫歯につながる4つの細菌の菌株に効果があるのだそうです。
薄切りにして細長くした玉ねぎを、サラダ、サンドイッチ、ハンバーガー、スープやシチューなどの具材にしてみましょう。
目指せ8020!
みなさんこーんにーちはー(^^)/!
突然ですが、「8020運動」ってご存知ですか?
「8020」は「ハチマルニーマル」と読みます。
「8020運動」とは「80才で20本の歯を残そう!」 という厚生労働省のスローガンですが、平成17年の調査では「8009」、平成23年の調査では「8012」と歯の残った数は増加していますが、まだまだ目標にはほど遠いというのが現実です。
「80才で20本」というのは、「80才で20本以上の歯が あれば、何でも食べられ、楽しい食生活が送れます」という意味合いです。歯が多く残っていれば食べ物をよく噛むことができます。
よく噛むことには次のような効果があります。
- ①唾液の分泌を高め、食べ物の消化吸収を助けます。これにより胃腸の負担が小さくなります。
- ②唾液成分の中には発ガン物質の発ガン性を抑える働きがあるため、ガン予防にもなります。
- ③脳の働きを活発にするため、ボケ防止になります。
残っている歯が多いほど重い病気になりにくい!!
兵庫県歯科医師会が行った8020調査結果から、歯の本数が平均より少ない高齢者ほど、糖尿病や脳梗塞、がんなどの重い病気が多く見られることがわかりました。
残っている歯が多いほど医療費が少なくてすむ!!
兵庫県歯科医師会が高齢者を対象に行った医療費と歯の本数に関する調査で、歯の本数が多い高齢者ほど、医療費が少なくてすむことがわかりました。
8020にするには、毎日のしっかりとしたブラッシング、定期的な歯科でのケア、検診が大切になります♪
また、現在虫歯や歯周病がある人は早めに歯科医院へ行って治療しましょう(^^)/
お口の匂い、親知らずが原因の場合も?
こんにちは。
今日はあいにくの雨ですね。
皆さんは、親知らずがありますか?
親知らずの存在に気づいていない方も多いんじゃないでしょうか?
親知らずは、歯の中で一番奥に生える上下左右4本の大臼歯(だいきゅうし)です。
10代後半から20代前半にかけて生えてくる歯で、乳児の歯の生え始めとは違い、親に知られず生えてくることがその名前の由来だとされています。
全ての人に4本生え揃うとは限らず、全く生えてこない人もいます。
ほかの歯とは少し異なる親知らずですが、この歯と口臭には大きな関係性があります。
親知らずは、歯ぐきを突き破って出てくるので大きな痛みをともなう場合があります。
また、現代人はあごが小さく退化しているので、一番最後に生えてくる親知らずのためのスペースが十分ではありません。
真っすぐに生えることができずに斜めに傾いたり横向きに生えたりします。そうなると手前の奥歯に重なったり、押して圧をかけたりするなど、歯並びに影響を与えるトラブルが発生しやすくなります。
そのような場合は、今後のことも考慮して生えかけの時期に抜いてしまうことが多くみられます。
親知らずは抜く必要があると思われがちですが、大切な歯です。
真っすぐに生えていて上下の噛み合わせに問題なければ、あるいは正しい位置に矯正できれば、抜く必要は全くありません。
では、親知らずの生え方にトラブルがあって、そのままにしていた場合はどうなるでしょう。
まず、歯ぐきが刺激されているので炎症を起こしやすくなります。また、親知らずの生え方によって歯並びが不規則になると、歯磨きの効果が十分に得られなくなります。結果、食べかすが溜まりやすくなり、これも炎症の原因になります。
このように親知らずによって発生した炎症を「智歯周囲炎(ちししゅういえん) 」と総称しています。智歯とは親知らずの別名です。この、智歯周囲炎(ちししゅういえん)を放っておくと、痛みとともに細菌が増え続けて悪臭や膿を発生させます。そして、それらが口臭の原因になるのです。
★親知らずが原因の「智歯周囲炎(ちししゅういえん) 」を防ぐには?
では、智歯周囲炎(ちししゅういえん)を防ぐためには何をおこなえば良いのでしょうか。
まずは、原因になり得る親知らずの状態を確かめ、軽度のトラブルであれば手術で対応します。
これは、もし炎症が発生した場合、薬で一時的に抑えても再発の可能性があるからです。
具体的には、真っすぐに生えているが少し歯ぐきから生えきれていないというような場合です。まず、歯ぐきを切開して親知らずの噛み合わせ面が全て見えるようにします。
これによって歯磨きが十分に出来るようになり、炎症を防ぐことができます。しかし、歯の生え方が斜めや横向きに生えている場合や、既に炎症をおこしている場合は抜歯で対応します。
その後、炎症の治療をして再発を防ぎます。
親知らずの生え方によって口の中に炎症を起こし、これが口臭に発展することがご理解いただけたでしょうか。現在、虫歯菌の悪影響が体中に及ぼされることは件研究で明らかになっています。
口臭はあまり気にならない、という方も、注意を払って、日頃からのお口ケアを心がけてみてはどうでしょうか?(^^)/
妊娠してからのお口の中にお悩みではないですか?
こんにちは!
妊娠したけどいつのタイミングで歯医者に行けばいいかわからない、という方は多いと思います。
妊娠すると、女性ホルモンの影響で歯にも影響を与えます。
■女性ホルモンの影響で歯周病を促す
妊娠すると女性ホルモンの分泌が増えることがわかっています。また、この女性ホルモンは歯周病菌の増殖を促す効果あることがわかっており、妊娠中は歯周病になってしまうというケースが多くあります。
■唾液の能力が下がり虫歯リスクが高まる
妊娠するとお口のなかが酸性になると多く、この酸性が虫歯を生む原因になることがあります。また、妊娠することで、その酸性を中和をする役割だった唾液にもその能力が下がってしまうことで虫歯になってしまうのです。
■つわりの影響でお口の中の衛生状態が悪くなる
つわりの影響で食事の回数が増えたり、歯みがきがしづらくなり、口腔内の衛生状態が悪くなります。
お母さんの虫歯がお子さんにうつってしまうことも!?
まずはお母さんの虫歯を治しましょう!
虫歯の原因菌であるミュータンス菌のほとんどは19~31か月(2歳前後)に定着します。この時期にミュータンス菌の感染に気を付けていただくことで、お子さんの虫歯のリスクは低くなります。お母さんのお口の中にある虫歯菌の数が多いほど、お子さんへの感染力も高くなります。すなわち、子供の虫歯予防にはまずはお母さんの虫歯治療が必須になってくるのです。
■妊婦健診へお越しください!
当院では、歯の影響が出やすい妊婦さんのお口の健康をお守りします。
妊婦は歯医者に行かないほうが良いと思っているかたもいらっしゃるようですが、妊婦のときこそ、歯科医院へ通院され妊婦歯科検診を受診することをおすすめします。
妊婦歯科治療におけるよくある質問
Q 妊婦だけど歯科治療を受けても大丈夫?
A 全く問題ありません。お母さんの口の中に虫歯菌や歯周病菌があると、かわいいお子さんまでも虫歯や歯周病になってしまう危険性があります。
Q レントゲンを撮っても大丈夫ですか?
A 出来る限り取らないように工夫をしますが、当院では最新のデジタルレントゲンを使用しており、赤ちゃんに影響が出ることはありません。
Q いつまで治療ができますか?
A つわりの時期を外して、9か月までは行っております。
Q 痛みどめは飲めますか?
A 出来る限り、痛みが出ないように心がけますが、やむを得ない場合でも、影響が少ない薬を使用するようにしております。
白い歯で明るい笑顔を!
こんにちは!
みなさんはご自身の歯に自信がありますか?
歯が黄色いのがコンプレックスで~…という方は多いと思います。
黄ばんだ歯を、なんとなく放置してしまっていませんか?
歯の色で人の印象は大きく変わります!
今年は思い切って歯を白くしてみませんか?(^^)/
今日はセルフケアにて歯を美しくする方法からお話したいと思います☆
■デンタルケアの基本
- 歯ブラシ
ホワイトニングパッドがついた「消しゴム」部分のあるものがおすすめ - 歯磨き粉
通常の歯磨き粉にひとつまみの重曹をふりかけると研磨作用アップ - フロス
歯の隙間まで丁寧にケアしよう - 洗口液
歯磨き後の仕上げのすすぎで口内環境を整える
■歯を白くする食べ物
◎食べ物の成分と効果◎
- りんご、イチゴ、梅、トマト、梨
「リンゴ酸」に歯の色素や黄ばみを防ぐ効果がある - マンゴー、キウイ、パイナップル
タンパク質を分解する酵素が歯に付着した汚れを取る - たまねぎ
殺菌効果があり、黄ばみの原因である菌を除去する - ブロッコリー
「鉄」が膜状になり、白いエナメル質を酸から守る
いかがでしたか?
是非今日から食事に取り入れてみてくださいね(^^)/
歯と花粉症の関係
おはようございます。
今日はあいにくの雨ですね。
花粉が猛威を振るっていますがみなさんは花粉症は大丈夫でしょうか?
鼻づまりがあると治療もつらいと思いますのでこまめに休憩を取りながらおこなっていきますのでお気軽にお申しつけくださいね(*’ω’*)
実は春には歯のトラブルも増加すると言われます。
それはいったいなぜでしょうか?
花粉症と歯には意外にも深いかかわりがあります。
気温の変化や天気の変化が多いと、体調が崩れやすくなってきますね。
それは、急な変化になんとか体が適応しようとして頑張りすぎて、
免疫力が下がってしまうからです。
特に、歯茎などの末端の組織は免疫力が下がりやすいので影響を受けやすいです。
免疫力が下がってしまうと急に口内の菌に負け、急性の歯周病になったりすることもあります。
花粉症の主な症状の1つが、鼻水・鼻づまりがありますが、
ひどくなると、鼻で息ができないという人も多いのではないでしょうか?
実はこの症状こそが、歯周病を招く原因のひとつとなることもあります。
鼻呼吸ができないと、自然と口呼吸になります。
そうすると、口の中の水分が蒸発して、カラカラに乾いてきます。
口内にいる菌は乾燥状態で繁殖しやすいため、
その状態が続くと歯の周りに歯垢(プラーク)がつきやすくなってしまいます。
これが歯周病の原因となるのです。
花粉症の症状が重い人は、こまめに水分補給をするなど、
できるだけ口の中の水分がなくならないように気をつけて下さいね!
まずはとにかく、免疫力を下げないようにすること。
気温差が激しいと体調を崩しやすくなりますが、
それに負けないように栄養のあるものを食べたり、
しっかり睡眠をとったりすることを心がけましょう。
季節の変わり目は、体だけでなく歯にとっても危険な時期になります。
中でも春先はちょうど花粉シーズンと重なるので、花粉症の人は十分に気をつけましょう!
既に花粉対策はバッチリ!という方も、
この春には今一度「歯の健康」を意識してみてくださいね(^^)/
虫歯治療だけではなく定期的に検診にいらして、
お口のトラブルなど、お気軽にご相談ください。
口コミを書いていただいた方にはプレゼントを差し上げています♪
こんにちは!
今日は天気が良くて気持ちがいいですね(*’ω’*)
ひまわり歯科では、「Google」の口コミを書いていただいた方には
お口のためになる何かプレゼントを差し上げてます☆
「もっとこうして欲しい」といったご要望や、
不安に思う「治療についての疑問」
などあれば、いつでもスタッフまでお申し付け下さい。
真摯に受け止めて、スタッフ全員で話し合って
改善したいと考えています。
口コミを書いていただいた方はお手数ですが受付にて一言お声かけください♪
歯科恐怖症を克服しましょう☆
こんにちは!
歯医者が怖いのはお子様だけではないですよね。
自分だけがそうなんじゃないか?と思っている方もいらっしゃると思いますが、実は大人の方でも歯科恐怖症の人はとても多いです。
実はわたしもそうでした。
子供の頃は普通の病院より歯医者のほうがとっても怖かったです。
口をむりやりひらかせる器具を入れられたり、動かないようにネットで縛り付けられた思い出があるからです。
それから友人が歯科で勤めるまで足が遠のいてしまい、長らく行けませんでした。
昔のほうが治療が痛かった気がするのは子供のころに体感したからかな?と思っていましたがどうやらそうではないようです。
昔のほうが麻酔の針が太かったり、麻酔の注射を打つ前の表面麻酔がなかったりしたので本当に痛かったんでしょうね。
麻酔の注射の時点で子供は怖がって暴れてしまうので麻酔ができない、そうなると麻酔なしで治療を続行したのでものすごく怖い思いをしたのだと思います。
今のご時世、痛みのない治療が当たり前となっています。
麻酔を打つ前には必ず塗るタイプの麻酔をしますので、お子様によっては泣くどころか注射されていることさえ気づかずに治療に入れる子も多くいます。
麻酔がしっかり効いていれば痛みもありませんので治療もスムーズに進みます。
アシスタントをしている時に、お子様たちのおりこうさにいつもびっくりしてしまいます( ;∀;)
わたしが小さい頃は大暴れだったので…
それも痛みのない治療ができるようになったおかげといえるかもしれません。
何をされるかわからずに治療をされると怖いので、お子様にもきちんとどんな道具を使って治療をするのか説明します。
理解した上で痛みなく治療ができれば怖くないのです(#^^#)
すぐに治療ができなさそうな場合は、歯ブラシなどから病院に慣れてもらいます。
痛みのない治療に配慮しておりますので歯医者が怖くてなかなか行けない…という方もお気軽にいらしてくださいね。
口腔癌になりやすいタイプの人もいます
ニュースを見てからまさか自分も?
と気にされている方は多いんじゃないでしょうか?
昨日も口腔癌についてお話しましたが、今日は口腔癌になりやすいタイプの人についてお話したいと思いますので是非参考にしてみてください。
予防できるところは予防していきましょう!
口腔がんになりやすいタイプの人
口腔がんは、口の中の衛生状態が悪かったり、虫歯・義歯・口の乾燥などで常に舌への刺激があることが原因のことが多いです。
また、タバコやお酒も発生原因であるといわれています。熱い食べ物や辛い食べ物、刺激の強い食べ物も発生に関連しているようです。これは、口腔の粘膜細胞が常に傷つき、細胞の遺伝子(DNA)が、がん化しやすいためで、タバコやお酒、刺激の強いものを食べる機会が多い方は遺伝子を傷つける可能性が高く、口腔がんの発生リスクが高まります。
下記の“口腔がん発生リスクチェック”で自己評価して見てみましょう。
口腔がん発生リスクチェック
- 1日にタバコを10本以上吸う
- タバコは、葉巻やパイプが好き
- 50歳以上で、飲酒時にタバコも吸っている
- 飲酒するとすぐに顔が赤くなる
- 強いお酒が好きだ
- 歯を磨かない、入れ歯の掃除をしない
- 頻繁に舌や頬の粘膜を咬む
- 入れ歯や歯の詰め物が当たって痛い
- 偏食がある(ビタミンや鉄分不足)
- がんになったことがある
「チェックがついた」=「口腔がんになる」というわけではありません。ただし、チェックがついた人は、つかない人に比べて口腔がんになりやすい体質であったり、または口腔がんになりやすい環境にあると考えられますので、注意が必要です。
口腔がんセルフチェック
- 口の中に硬いしこりがある
- 口の中に出血しやすい場所がある
- 口の中や唇にしびれがある
- 口の中が腫れて、入れ歯が合わなくなった
- 口の中に白い部分または赤い部分がある
- 口臭があると言われた
- 原因不明の歯のぐらつきがある
- 3週間以上治らない口内炎や潰瘍がある、または抜歯後の傷の治りが悪い
- 首のリンパ節の腫れが3週間以上続いている。
上記のような症状に、「私も?」と思われた方はいませんか?
「おかしいかな?」と思ったら、一度受診しにいらしてくださいね。
口腔がん検診を受けましょう
おはようございます!
テレビで衝撃的なニュースがやっていました。
アイドルとして一世を風靡した堀ちえみさんが口腔癌のステージ4であることを告白したそうです。
みなさんは口腔癌ってご存知ですか?
まだまだ認知されていない「口腔がん」。
その検診が歯医者さんで受けられるって、ご存知でしたか?
口腔がんは5大がん同様、早期発見をすれば怖いがんではありません。
口腔がんとは、舌や、舌の下側、歯ぐきにできるがんのことです。
日本では、およそ7000人が口腔がんになり、死亡者数も3000人を超え、右肩上がりで増えています。
昔口腔がんは、高齢の男性のがんと言われていましたが、最近は若い女性の口腔がんも増えています。
本当に残念ですが、口腔がんは認知されていないために、発見が遅れるケースがとても多いのです。
一方、アメリカでは半年に一度の口腔がん検診が実質義務化され、アメリカの歯医者さんはどこでも口腔がん検診をやっています。
他部位のがん同様、口腔がんも早期発見さえできれば、決して怖いものではありません。
初期に見つかれば、簡単な治療で治り、後遺症もほとんど残らず、5年生存率が90%を上回るとの報告もなされています。
(通常、がんになるまでには5年~10年はかかります)
最低でも1年に1回、「口腔がん検診」を受診し、早期発見・前がん状態での治療をするとつらい思いをせずにすみます。
1.口腔がんは増えている
「口内炎が長く続いているけど、まあ別に、大丈夫だろう」
長く続く口内炎は、口腔がんの可能性があってもこのように見逃されてしまいます。口腔がんの認識が薄いがために「見つかったときはもう手遅れ・・」という悲劇になってしまう状況もあるのです。
2.致死率)がアメリカより2.5倍高い(日本は46.1%、アメリカは19.1%
口腔がん自体が認知されていないことに加え、検診の習慣もないので見つかった時にはすでにステージが進んでいることが多く、致死率が高いのです。
先進国で唯一、日本だけが口腔がんの死亡数が増加しています。
日本の「口腔がん」の死亡率は、全28部位中で「46.1%(第10位)」に位置しています。
死亡率は、なんとアメリカ(19.1%)の2.5倍以上のです。
口腔がんの主な原因(症例から)
・歯列不正(歯並びが悪い)、義歯不適(入れ歯が合わない)
・う蝕(虫歯)・歯周病、詰め物・被せ物不適
・舌小帯付着異常(舌の裏の紐のような部分が短い方は要注意)
・アマルガム(金属の詰め物)
・口内炎(10日くらい経過しても治らない場合は要注意)
・歯列不正(歯並びが悪い)
・義歯不適(入れ歯が合わない)
・HPV(ウィルス)
など
口腔がんの自覚症状
感覚としては以下のものがあります。
・痛い
・しびれている
・しみる
・噛みづらい
・飲み込みにくい
・しこりがある
・話しづらい
・アゴや舌を動かしにくい
・違和感がある
・口内炎が続いている
・首のリンパがすっと腫れている
目に見える症状としては
・舌や粘膜の色がおかしい
・しこりがある、ザラザラした突起や潰瘍、
「あてはまることがある・・でも、ぜんぜん関係ないかもしれない・・」
大げさかしら?なんてしり込みしないで、検診を受けにいらしてください。
口腔がん集団検診&講演会のお知らせ
※完全予約制 どちらも参加費無料です
集団検診
日時:平成31年3月10日(日)午後1時~5時
場所:葛西区民館(3階 集会室4)
検診医:東京歯科大学 (社)口腔外科学会 専門医 江戸川歯科医師会 口腔癌検診認定医
※定員となり次第、受付を終了させていただきます。平成31年2月1日(金)より電話受付開始します。
講演会
日時:平成31年3月10日(日)
①午後1時30分~②午後2時30分~③午後3時30分~④午後4時30分~
場所:葛西区民館(3階 集会室4前)
講師:口腔癌検討委員会委員
ご予約 お問合せ
03-3672-1634
月~金:午前10時~12時・午後1時~4時 土:午前10時~12時