むし歯じゃないのに歯が痛む理由
こんにちは!
先日の関東台風直撃、怖かったですね(>_<)
夜中に雨風の音がひどくぐっすり眠れませんでした…
翌日の交通機関にも大打撃で皆さん通勤、通学にも一苦労だったと思います。
当院でも、先生やスタッフのほとんどが電車通勤のため定刻通りに出社できず、大変ご迷惑をお掛け致しましたm(__)m
今日はすっかり良いお天気に恵まれ猛暑となりましたね!
ひまわり歯科は今日も明るく診療中です(^O^)/
さて、今日は歯が痛くなる理由についてお話したいと思います。
“歯が痛い”原因としてまず思い浮かぶのは皆さんむし歯だと思います。
しかし、実際にはむし歯じゃなくても歯の痛みが生じることがあります。
①歯周病
むし歯と並んで歯痛が起きる代表的なものです。
歯周病に感染していると、歯ぐきの腫れ、出血、痛みを生じます。
このブログでも何度か歯周病についてはお話しましたが、歯周病は必ず治療が必要なお口の中の病気です。
②歯ぎしり・食いしばり
日常生活において力仕事などで歯を食いしばる事がある方、寝ている時に歯ぎしりをしてしまう方は、歯の表面が擦り減ってしまうことにより痛みを生じることがあります。
また、過度に力が加わることにより歯がぐらついたり、ひび割れることにより痛みが生じることもあります。
就寝時の歯ぎしり対策としては、マウスピースの着用が必要となります。
③歯が削れている
過度な強さによる歯みがきをしていると、歯ぐきとその周辺の歯が削れてしまうことがあります。
歯と歯茎の境がえぐれる形から“くさび状欠損”と呼ばれ、神経が近くにあるため歯ブラシの際に痛みが生じたり、削れ具合によっては冷たいものや風がしみます。
俗にいう“知覚過敏”の症状です。
削れた部分はレジンと呼ばれるプラスチックで修復し、正しいブラッシングの仕方を指導します。
④噛み合わせ・歯並び
日常生活において歯は、噛み合わせによる力を負担しています。
その力により歯、歯ぐき、歯を支えている骨、顎の関節が負傷してしまうことがあります。
これには歯並び・噛み合わせが深く関係しておりバランスよく歯に負担のかかりにくい歯並びであれば症状が出ることは少ないですし、歯に負担のかかりやすい歯並びであれば負傷しやすくなってしまいます。
噛み合わせによって生じる痛みの場合、歯を少し削って噛み合わせの調整を行います。
歯並びが原因の場合は、歯列矯正が必要となります。
歯が痛い=むし歯とは限りません。
実は、先日私自身も歯が痛くなり虫歯を疑い先生に診てもらいました。
すると、原因はむし歯ではなく噛み合わせと歯ぎしりだったのです(*_*)
日頃から歯はわずかながらも動いたり歯ぐきも変化しているので、今まで何ともなくても突然噛み合わせによる痛みが生じることは不思議な事ではないそうです。
絶対にむし歯だと思うほど激痛だったので噛み合わせと歯ぎしりが原因だと知った時には驚きでした。
噛み合わせひとつでこんなに痛くなってしまうものなのかと…。
そこで、痛みの原因はむし歯だけではないことを皆さんにお伝えしたく、ブログにしました!
歯や歯茎、顎などに少しでも違和感を感じたりしたら痛みがひどくなる前に受診する事をお勧めします。
ご予約承っておりますのでお電話くださいね(^^)
食欲の秋
こんにちは♪
9月になり少しづつ暑さも和らぎ、過ごしやすくなってきましたね(^^)/
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
食欲の秋到来ということで、今日は食生活と歯の健康についてお話したいと思います。
~なぜ歯医者で食事指導をするのでしょう~
食生活と歯医者って関係あるの?と疑問に思う方も多いかもしれません。
むし歯や歯周病が発生してから治療を行うといった対処療法だけでなく、当院では予防歯科にも力を入れています。
食事指導や栄養療法をお口の健康作りのプロとして、患者さんに向けて行っております。
むし歯や歯周病にならない為に、生活習慣(食生活)から見直してみましょう。
適切な栄養療法による予防・改善
・歯周病
成人の約8割がかかっていると言われる歯周病。
放置していると歯だけでなく、全身疾患にも繋がります。
歯周組織はコラーゲンでできているため、コラーゲン生成に必須であるたんぱく質・ビタミンC・鉄を摂取することで、骨や歯茎の健康が維持され、歯周病の改善・予防に繋がります。
▽たんぱく質が豊富な食材▽
▽ビタミンCが豊富な食材▽
▽鉄が豊富な食材▽
・むし歯
特に必要なものはカルシウムよりもマグネシウムです。
マグネシウムはカルシウムのコントロールをしており体内で325種類もの酵素の働きに変わっています。
また、唾液の性状を改善する亜鉛も必要とされます。
▽マグネシウムが豊富な食材▽
▽亜鉛が豊富な食材▽
・重金属のデトックス
人体には知らず知らずの間にいろいろな毒素が蓄積します。
その中の1つに重金属の問題があります。症状は様々ですが、慢性疲労や頭痛などの原因となることがあります。
その1つとして、虫歯治療の後に行うかぶせ物・詰め物である俗にいう“銀歯”が関わってきます。
すでに体内に蓄積された重金属はa-リポ酸など硫黄化合物(玉ねぎ・ニンニク・ニラなどアブラナ科の野菜に含まれる)を摂取する事で体外への排出を促します。
また、その人に合わない金属が歯に詰めてある場合は除去して、金属ではないものに変える必要があります。
▽硫黄化合物が豊富な食材▽
・ドライマウス
唾液の分泌量が低下し、飲み物が手放せなくなる症状がドライマウスで、口臭や歯周病のリスクが高まります。
原因は、ストレス・生活習慣・加齢・口呼吸などさまざまですが、亜鉛やコエンザイムQ10、マグネシウムなどで唾液の質を良くすることができます。
また、抗酸化作用のある成分を効果的に摂取することで改善が期待できます。
▽コエンザイムQ10が豊富な食材▽
いかがでしたか?
毎日何気なくとっているお食事も、お口の中の健康に繋がります。
規則正しく、バランスの良い食事を心がけ、お口の中の健康を維持しましょう!(^^)!
歯肉炎の症状はありませんか?
歯みがきをしている時に血が出てきたことはありませんか?
鏡をよく見ると歯ぐきが赤くなっていたり、ぷくぷく丸くなっているところはありませんか?
これが歯ぐきの病気『歯肉炎』の症状です!
日本人の場合、10~20代前半で既に60%の人が歯肉炎にかかっているといわれています。
歯肉炎は、歯周病と呼ばれる歯ぐきの病気の初期段階です。
歯周病は、はじめは強い痛みはなくゆっくり進行しますが、歯肉炎の状態で歯みがきや食生活を改善せずに放置しておくと、やがて歯を支えている組織が破壊され、将来歯がグラグラになり抜けてしまいます。
今のうちから歯周病予防を始めましょう!
歯肉炎の症状は?チェックしてみよう!
◇朝起きた時に口の中がネバネバする
◇ブラッシング時に出血がある
◇口臭が気になる
◇歯肉がむず痒い、痛い
◇歯肉が赤く腫れている(健康な歯肉はピンク色で引き締まっている状態)
◇かたいものが噛みにくい
◇歯が長くなったような気がする
◇前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。
いかがでしょうか?
1つでも当てはまる方は注意が必要かもしれません(>_<)
どうして歯肉炎になったのか?
◇歯みがきはしているけど、綺麗になっているか自信がない
◇甘いものが大好きでおやつなどの間食が多い
◇ジュースや炭酸飲料・スポーツドリンクを毎日飲んでいる
◇正しい歯みがきの仕方がわからない
◇気づくと口で息している(鼻で息ができない)
歯みがきできちんと汚れが取れていないと、お口の中ではプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が、食べかすや甘い飲み物をエサに繁殖します。
そして、その細菌により歯茎が歯肉炎になり、出血したり赤くなったりしてしまうのです。
歯みがき&食生活を見直しましょう!
・歯肉炎は、早く治療を始めれば早く治すことができます
・歯科医院で歯みがきの仕方を習いましょう
・歯みがきだけでなく食生活も大切です。好き嫌いなくバランスよく食事をしましょう。
また、おやつはダラダラ食べずに時間と量を決めて食べましょう。
・お子さんは、塾・部活等で生活が乱れたり、受験などのストレスも影響します。
生活のリズムを整え、睡眠を充分に取るようにしましょう。
歯肉炎、歯周病については当院でも検査・治療を行っています。
初診の方はもちろん、定期健診でも必ず歯周病検査を行っております。
また、歯肉炎の方におススメの歯科専売の歯ブラシや歯みがき粉の販売もございます。
お気軽にご相談ください(^^)/
むし歯になりやすい時期
こんにちは♪
今日で8月も終わり、明日から9月ですね!
まだまだ残暑は続くそうなので、お体にはお気を付けくださいね。
今日は、“むし歯になりやすい時期”についてお話したいと思います。
ライフステージとむし歯リスクの関係
年齢による口腔内、生活環境の変化によってむし歯のリスクは変動します。
各ライフステージにおけるリスクを知って、むし歯の予防を心がけましょう。
①乳児期 生後6か月頃
~乳歯が生え始める~
・離乳食が始まる
・未成熟なエナメル質(乳歯)
・唾液線の未発達
②幼年期 3歳頃
~乳歯が生えそろう~
・親の唾液からむし歯が感染しやすい
・親と同じものを食べ始める
③学童期 6~10歳頃
~永久歯が生え始める~
・未成熟なエナメル質(永久歯)
・乳歯と永久歯が混在した凸凹の歯並び
・自分で歯みがきするようになる
・親の仕上げ磨きがなくなる
④思春期 12~18歳頃
~永久歯が生えそろう~
・お小遣いで買い食いができる
・部活でスポーツドリンクを頻繁に飲む
・成長ホルモンの変化で歯肉縁が増える
⑤成人期・妊婦期 20~50歳
~歯質が成熟する~
・働き盛りで歯医者に通う時間がない
・歯肉炎の原因となるタバコやお酒がOKになる
・治療した歯が再び虫歯になりやすい
・唾液phの低下(妊婦期)
・内分泌機能の低下(妊婦期)
⑥高齢期 60歳以降
~歯質の衰えがみられる~
・歯肉が痩せて歯の根が見える
・生活習慣病が増える
・唾液分泌の低下
・咀嚼機能の低下
むし歯の原因となる3つの要素
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。
つまり、これら3つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです。
・歯質
歯の強さや唾液の力によってむし歯になりやすいかどうかが左右されます。
・むし歯菌
主なむし歯菌はミュータンス菌です。この菌はプラーク(歯垢)をつくり、また歯を溶かす酸をつくります。
・糖質
糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物がむし歯の発生に影響を与えます。
むし歯になるリスクを小さくするには…
むし歯の原因となる3要素の重なりあう時間や面積をできるだけ少なくすることで、むし歯になるリスクを下げる事ができます。
・歯質
フッ化物を使った歯質強化。よく噛んで唾液の分泌を促進。歯科医院でのシーラントによる予防など。
・むし歯菌
ご家庭での歯磨きや、歯科医院でのプラーク除去。菌の活動をおさえるキシリトールやフッ化物の使用など。
・食べ物
バランスのとれた食生活。おやつの習慣。砂糖などむし歯の心配がないおやつの選択など。
むし歯になる原因は人それぞれです。
ご自身に合った虫歯予防法で、虫歯にならない健康な歯を目指しましょう!
予防法などについてはいつでもご相談ください(^^)/
海外研修に行ってきました!
先日、大平院長が研修でシアトルへ行ってまいりました!
より正確に診断と治療ができるよう、解剖とインプラントについて研修を受けてきました。
東京医科歯科大学で一緒に学んでいた岩永先生が、シアトルで解剖の研究をしていて、臨床解剖の講義をして下さいました。
院長が研修で学んだことを活かし、今後ともスタッフ一同精進してまいります(^^)/
当院ではインプラント治療も積極的に行っております。
抜けてしまった歯をどうしようかお悩みの方、是非1度ご相談下さい。
ご予約お待ちしております。
知覚過敏って?
こんにちは!
この週末は良いお天気に恵まれるそうです♪
今日明日と行われる24時間テレビが両国国技館で開催されるそうで、近くなので募金に行ってみようかなぁなんて考えています(^^)/
皆さんは週末いかがお過ごしでしょうか?
さて、今日は『知覚過敏』についてお話したいと思います。
冷たいものを食べた時に、歯がキーンとしみたことはございませんか?
実はそれが知覚過敏の症状の1つです。
~知覚過敏の原因~
- ・歯ぎしり、食いしばりでエナメル質にヒビが入った
- ・歯ぎしりで歯がすり減った
- ・ハブラシの力が強く、エナメル質を削った
- ・ハブラシが硬すぎた
- ・歯みがきのしすぎ
- ・歯周病で歯ぐきが下がった
- ・酸蝕症でエナメル質がうすくなった
などなど…様々な原因で知覚過敏の症状は起こります。
エナメル質とは?
エナメル質は歯の一番外側を覆っている目に見える表面の硬い層のことです。
健康なエナメル質は薄い黄色や、白っぽいグレーまたは青みがかった白などの色があります。
エナメル質は人間の体の中で最も硬い組織です。
大部分はミネラルで構成されています。
エナメル質の厚さは平均2~3mmと薄いですが、熱いものや冷たいもの、酸性の食品など、歯がシミると感じさせるものが、刺激に敏感な内部の層に触れないよう保護する役割を果たしています。
エナメル質は一度失われると元に戻らず、その下にある柔らかい層が十分に保護されない状態になります。
この状態が更に進行すると、エナメル質が完全に無くなり、象牙質が露出する状態になるケースもあります。
~知覚過敏の進行~
知覚過敏の痛みは、冷たいものなどに対しての一過性のものです。
ですが、それがひどくなったり継続したりすると、痛みのせいで歯みがきが困難になりプラーク(歯垢)除去が不十分になります。
その結果、むし歯や歯周病を誘発したり悪化させます。
また、プラークが出す酸によって、象牙細管がさらに開いてしまい知覚過敏は悪化してしまいます。
~知覚過敏の予防・対処法~
▽セルフケア▽
歯みがきの仕方を見直しましょう。
力を入れ過ぎていませんか?歯ブラシを大きく動かしていませんか?
ブラッシングの際は、力を入れずにやさしくブラシを小さく動かしながら磨きましょう。
また、知覚過敏用の歯磨き粉を使うのも効果的です。
当院でも知覚過敏用の歯磨き粉を販売しております(^O^)
システマセンシティブ ¥840
痛みの伝達を抑える硝酸カリウムと象牙細管を封鎖する乳酸アルミニウム配合で知覚過敏の痛みを防ぎます。素早く口腔内に広がり細部ケアと長時間ブラッシングに適したソフトペーストタイプ。
▽プロケア▽
歯科医院で行う処置は以下のようなものがあります。
・象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する
・原因となる噛み合わせを調整する
・歯ぎしりや食いしばりが強い場合はマウスピースを作製する
知覚過敏でお悩みの方はぜひ1度ご相談ください。
お悩みを解決して、おいしくお食事ができるようサポート致します(^^)/
デンタルローンのご案内
こんにちは♪
最近はまたどんよりとしたお天気が続きますね(>_<)
溶けるような暑さが落ち着いたのはいいですが、夏ももう終わりなのかと思うと少し寂しい気もします。
今日は、『デンタルローン』についてご紹介をしたいと思います。
デンタルローンで素敵な笑顔を手に入れませんか?
・納得のいく治療を受けたいが経済的な負担が大きい
・自費治療になると一括でお支払いが難しい
・ほかに急な入用ができてしまい治療費の用立てができない
・用意していた自己資金では治療費が足りない
など、歯科の治療費のお困りではありませんか?
デンタルローンは、歯科治療費を立替払いするローン契約です。
計画に合わせた分割によるお支払いプランをお選びすることができます。
~デンタルローンのポイント~
①手続きが簡単
WEBでのお申込みにご印鑑・収入証明・身分証明は不要です。
②最長120回払い
返済回数は最長120回まで。
ゆとりをもった月々の返済をお選びいただけます。
③医療費控除が受けられます
デンタルローンご利用金額すべてが医療費控除の対象となります。
(医療費控除の金額には上限があります)
当院で利用可能なアプラスデンタルローンは、金利がクレジットカードの半分くらいで済みます。
例えば、どうしても治療費が高額になってしまう矯正治療。
今、当院でおススメしているマウスピース矯正は月々2万円×10~30回のお支払いで契約が可能です。
一口にマウスピース矯正といっても、その方によって症例は異なり、簡単な治療で済む場合はその分治療費がお安くなりますので詳しくはご相談ください(^^)/
むし歯になりやすい人
「どうして何度もむし歯になってしまうんだろう…」
「せっかく治療が終わってもまたすぐにむし歯ができてしまう」などお悩みではありませんか?
正直、私もむし歯になりやすく、幼いころからむし歯治療を繰り返してきました(>_<)
一方、特に予防に力を入れているわけではないが1度もむし歯になったことがないという方もいらっしゃいます。
同じ人間でもなぜこのような違いがあるのでしょうか?
両者の違いは、体質と生活習慣にあります。
虫歯になりやすい人は、治療しても根本的原因の体質と生活習慣を改善しなければ、何度も虫歯になってしまいます。
むし歯になりやすい人の特徴5つ
1.体質の問題
唾液量や歯の丈夫さ、口呼吸をするなど、もとの体質から虫歯ができやすい方もいらっしゃいます。
特に唾液は口内の菌の殺菌、歯が溶けるのを防ぐなど、非常に重要なはたらきをします。
2.歯並びや噛み合わせが悪い
歯と歯の間に隙間が大きくあったり、歯と歯が重なり合っていたりすると歯垢が溜まりやすくなります。
また、どんなに丁寧に歯磨きをしていてもどうしても磨き残しができてしまいます。
3.歯みがきの頻度が少ない
歯を磨く頻度が少なかったり、次に磨くまでの間隔が広すぎたりすると、それだけ長時間歯に歯垢がついたままになり虫歯リスクを高めることになります。
4.ジュースやお菓子をよく摂取する
食事や甘いものをとると、食べ物に含まれる糖によって口の中で酸が作られ、むし歯になりやすい準備が始まります。
唾液はお口の中を中性にし、むし歯になりにくくしますが間食をすると再び酸性に戻るので、むし歯のリスクが高まります。
4.歯ぐきが下がっている
歯みがきをする時に強くブラシをあててしまう人は要注意です。
歯ぐきを傷つける原因になり、傷ついた歯ぐきは再生せず下がってしまうこともあります。
歯の根元が露出すると、むし歯になりやすくなります。
むし歯にならない為の予防
・定期健診を受ける
定期的に検診を受ける事で、むし歯予防に繋がります。
当院では4か月に1度の検診をお勧めしており、検診の際は専門の超音波の器具を使用して歯のクリーニングを行っております。
また、むし歯が見つかった場合でも、定期的に検診を受けていれば早期発見・治療が可能なので、痛い思いをしたり何度も治療に通ったりする必要がなくなります。
・食生活を見直す
飴などをダラダラ食べ続けるたり、何回も間食をとる事はむし歯のリスクを高めます。
食事は決まった時間に一定の時間を空けて規則正しくとる事でむし歯予防にもつながります。
食事の際は、水やお茶を同時に摂取することでお口の中が酸性になり過ぎるのを防ぐことができます。
・フッ素入りの歯磨き粉・歯間ブラシの活用
フッ素入りタイプの歯みがき粉は、歯にミネラルが補給され、健康な状態に修復され、歯が酸に強くなるため、むし歯になりにくくなります。
また、歯間ブラシを活用することで普通では行き届かない歯と歯の間までしっかり磨くことができます。
当院でも、フッ素入りの歯みがき粉・歯間ブラシを販売しております。
その患者様に合ったものをご紹介させていただきますのでお気軽にご相談下さい(^^)/
キシリトールって?
こんにちは♪
お盆も明けて、今日からお仕事という方が多いのではないでしょうか。
ひまわり歯科は8月末まで休まず診療致します(^^)/
今日は『キシリトール』について詳しくお話したいと思います。
今や市販のお菓子でも、キシリトール入りと書かれているものを数多く見かけるようになりました。
口臭予防のためにガムやタブレットを買っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キシリトールとは、シラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン・ヘミセルロースという物質を原料にした甘味料です。
むし歯予防効果が実証されている天然の甘味料で、主に北米で20年ほど前からむし歯予防に使われています。
キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わりはなく、甘さを感じる感覚もほぼ砂糖と同じです。
お口の中に入れるとすぐに溶け、多くの熱を吸収するので、ひんやりとしたさわやかな甘さが広がります。
むし歯菌を弱らせ歯を守ります!
むし歯とはお口の中のむし歯菌が食物の中の糖分から酸を作りだし、その酸によって歯が溶けてしまう病気です。
キシリトールはむし歯菌を含め、お口の中にある細菌によって利用されない単糖アルコールです。
さらに、代替甘味料やプラーク抑制作用といったむし歯菌に対して活動を抑える作用を示します。
他の糖アルコールとおなじで、エナメル質の初期脱灰部に再石灰化をもたらします。
キシリトールを上手にとろう!
キシリトール入りのガムは、噛むことでたくさん唾液が分泌されます。
唾液に含まれる、カルシウムやリン酸が歯を強くしてくれます。
キシリトールの安全性には、世界保健機関(WHO)国連食糧農業機関(FAO)も認めています。
代謝するときにインスリンに頼らないので、糖尿病の人でも大丈夫です。
むし歯予防を期待する場合、キシリトールは1日5~10g程度のを数回に分けて、食後に摂取するのがいいといわれております。
摂取した後は歯垢が剥がれやすくなっているため、丁寧に歯みがきをすると効果的です!
キシリトールは摂取しすぎると、お腹がゆるくなってしまうのでとり過ぎには注意してくださいね(>_<)
さらにフッ素でむし歯予防を!
フッ素は、鉄やカルシウムのように自然の中にある微量元素(ミネラル)のことです。
緑茶や紅茶、海藻類、魚介類などに多く含まれ、歯や骨を丈夫にする栄養素です。
フッ素の効果は、歯質を強くする/歯垢(プラーク)の生成を抑える/歯の再石灰化を促進などのむし歯予防効果があります。
フッ素を直接歯に塗ったり、フッ素入りの歯磨き粉やうがい薬として使うことが推奨されています。
特にお子さんのむし歯予防に役に立つといわれているため、当院でもお子様にはフッ素の塗布を行っています♪
いかがでしたか?
毎食後の歯みがきはもちろん大切ですが、それに加えてキシリトールやフッ素入り歯磨き粉・フッ化物洗口液などを取り入れ、健康な歯を維持していきましょう(^O^)/
ファイバーコアについて
昨日のブログでセラミックについてお話をしましたが、今日は“ファイバーコア”についてご紹介したいと思います。
かぶせ物の治療では、神経の処置が終了したら、人口の土台(コア)で歯を補強する処置を行います。
その土台(コア)にも、保険診療のものと自費診療のものの2種類がございます。
・土台(コア)の素材の違い
土台(コア)は目立たない部分になりますが、歯を長く保つためにとても重要な治療となります。
一般的に使用されている金属の土台(メタル・レジン)は丈夫ですが硬すぎるため、強い力がかかった時に歯が割れてしまうことがあります。
このような場合、歯の保存が難しい割れ方をすると歯を抜かなくてはいけません。
そのため、当医院では、歯の象牙質(歯の内側の部分)と同じくらいの硬さと弾性があり、歯への負担を大幅に軽減できるファイバーコアをお勧めしています。
・ファイバーコアとは?
神経の処置を行った後の根管内にファイバーポストと呼ばれる材料を立て、その周りに歯の色に似たグラスファイバー強化型プラスチックで固めてファイバーコアを作成します。
※ファイバーポストは、2003年に厚生労働省に認可されたグラスファイバーの繊維で樹脂を固めて作られた新素材です。
・ファイバーコアの特徴
①透明感のある美しい歯を再現
歯は光を通しますが、金属の土台はまったく光を透過しません。
ファイバーコアは光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できます。
また、金属の色が歯ぐきを透過して見える黒ずみの心配もありません。
②歯に似たしなやかさ
ファイバーコアは、耐久性がある上に硬さや弾性がほぼ歯と同じであるため、歯にやさしく、歯が割れる(歯根破折)リスクも軽減できます。
③金属を使わない
ファイバーコアはグラスファイバー樹脂だけでできているので腐蝕することはなく、金属の溶け出しによる歯や歯茎の変色の心配もいりません。
また、金属を一切使用せずに処置ができるため、金属アレルギーに心配がありません。
いかがでしょうか?
単に土台だけ見てもこれだけの違いがあります。
保険適用内での治療は、「審美性」「耐久性」などの面において、やはり限界があります。
長い目で見れば、多少料金は高くなっても、綺麗で丈夫な治療をした方が良い場合もあります。
歯は一度抜いてしまったら二度と生えて来ません(>_<)
ご自身の歯で長く健康にお食事ができるよう、歯にやさしい治療をお勧め致します!