虫歯の進行によってやむを得ず抜歯になってしまった場合、その失ってしまった部分を補わなければいけません。
歯を失ったまま放置しておくとどうなってしまうのでしょう。
歯を失うと顔の表情も変化する!
歯は内側から顔の形を支えています。
そのため、歯を失い噛み合わせのバランスが崩れてしまうと、咀嚼する機能を失うばかりでなく、顔貌の変化の原因になってしまいます。
また、あるはずの奥歯がないとその噛み合わせが低くなり、前歯が出っ歯になります。
・歯が全部ある健康な状態
表情豊かで活力がみなぎっています。
歯の噛み合わせの良い健康な状態です。
・歯が1~2本なくなった状態
はじめはあまり変化は見られません。
しばらくすると、抜けた歯の両隣の歯が傾いてきたり反対側の歯が伸びてくるなど、全体の噛み合わせのバランスが崩れ始めます。
それにより、肩こりや頭痛などに悩まされるようになります。
・歯が数本なくなった状態
顔にシワが増えるなど見た目が変化します。
噛み合わせのバランスが取れていないため、食事も食べづらく、残っている歯もやがて異常が見られるようになります。
また、唾液が少なくなったり、頭痛や疲労、食欲不振などの体の不調が増えてきます。
・すべての歯がなくなった状態
口元や顔全体の見た目がかなり変化します。
歯がなくなると、通常の食事を摂ることができなくなり、しっかりとしゃべる事も飲み込むことも難しくなります。
また、オシャレやお化粧をしなくなるなど意欲が低下し、近年では認知症の進行にも影響があるといわれています。
他にも歯が抜けたまま長い間放置していると、機能面にさまざまなダメージが生じます。
◇あごへのダメージ◇
歯が移動して噛み合わせが狂うと、歯の周りの組織にダメージを与えて歯周病になりやくなります。
また、あごの正常な動きに支障を来して、顎関節の病気を引き起こすこともあります。
◇咀嚼の問題◇
歯が抜けたままだと、咀嚼の能率が悪くなるため、消化吸収にも悪影響を与えます。
◇発音への影響◇
特に上あごの前歯がないと、空気が抜けて、サ行、タ行、ハ行、マ行の発音がしにくくなり、コミュニケーションに支障が出ます。
◇頭痛・肩こり◇
噛み合わせが正しく機能していないため、身体のバランスにも影響を及ぼし、頭痛・肩こりの原因にもなります。
そして、重要なことはこのような問題を引き起こすだけでなく、歯を抜いた後に長い間放置したことによって反対側の歯が伸びてきたり、両隣の歯が傾いてきてしまうことです。
そうなってしまうと、その状況を改善するにはかなり大掛かりな治療が必要となります。
歯科医療において、歯を抜いたまま放置することはそれほど問題なことなのです。
失った歯を補うには3種類の方法があります。
・インプラント
・ブリッジ
・入れ歯
失った歯を今後どうするかお悩みの方は1度ご相談ください。
治療内容からご料金までご説明させて頂きます(^^)/