診療・治療情報

2019.06.04

歯科治療を中断してしまうと…

こんにちは♪

もう6月ですね。1年の折り返しだと思うととても早く感じます(*_*)

月の初めは定期健診のご予約を多く頂きまして、数カ月ぶりにいらっしゃる患者さんとお会いできるのが楽しみです(^^)/

 

その一方でなかなか定期健診にいらして頂けなかったり、治療が途中でも中断してしまい通わなくなってしまう方もいらっしゃいます。

仕事が忙しくて予約を取らずにいる、痛みなどの症状がないから先延ばしにしてしまっている、1度行かなくなり気まずいのでそのまま…など、お心当たりのある方は多いのではないでしょうか。

今日は、そんな治療中断のリスクについてお話します。

 

~治療の中断が多い場面~

歯科の治療には患者様が治療の中断をしてしまいがちな場面がいくつかあります。

どんな時に中断してしまいたくなるのでしょうか。また、その時の危険性はどんなことがあるのでしょうか。

 

・根っこの治療中のとき

虫歯が歯随まで進行していたり、歯の根っこが病気になった場合に行う『根管治療』。

歯の根っこはひとぞれぞれ形が違い、複雑な構造になっているため細菌を完全に取り除くことは非常に困難です。細菌を取り残した状態で詰め物やかぶせ物をしてしまうと、根の中で細菌が増殖して後から症状が悪化するケースもあるため、根管治療は患者さんに定期的にご来院いただき回数を重ねて処置を行う必要があります。

根の治療は回数を重ねるにつれて徐々に改善していくのですが、患者さんにとっては目に見えないものなので「何度も同じ治療のために通ってる」「一体いつまで続くんだろう」と、不審に思ったり飽き飽きしてしまう方が多いと思います。

▷根管治療中に詰めてあるお薬は放っておくと効き目がなくなり、歯自体の状態が悪化してしまいます。

▷痛みがでないからといって放置してしまうと自覚症状がないまま悪化してしまうので、抜歯という最悪のケースに至ってしまいます。

▷根管治療では歯を多く削っているため、歯が脆く欠けたり折れてしまうこともあります。

▷仮に詰めてあるお薬が取れた状態で放っておくと、そこから唾液と共にばい菌が入り込み、治療が長引く可能性があります。

 

・仮歯を入れたとき

仮歯を入れると見た目も綺麗に戻り日常に不自由しなくなります。

「これで十分!」と満足してしまい、そこから通わなくなってしまう人も少なくありません。

▷仮歯は、脆くできているので簡単に壊れたり割れたりしてしまいます。

▷精密さには欠けるので、仮歯の隙間から汚れが付いたりしてそこからまた虫歯になってしまうリスクもあります。

▷汚れが溜まりやすいのでそこから悪臭も発生しやすくなり、口臭に繋がります。

 

・かぶせ物の型を取り終わったとき

虫歯や根っこの治療を終えたときや抜歯を終えた後など、歯科治療では様々な場面でかぶせ物・詰め物・入れ歯などの技工物を作ることになります。

その技工物をお作りするのには最低でも1週間はお日にちがかかってしまいます。

本数が多かったり難しいものになると1週間以上のお日にちを頂くケースもあります。

そこで通院間隔が少し空いてしまうので、せっかく型をお取りしたのにいらして頂けない患者さんがいらっしゃいます。

▷歯茎の状態や噛み合わせは日々変化します。技工物を入れるまでの期間が長く空いてしまうとその技工物が合わなくなってしまい、また型を取り直すことになってしまいます。

▷技工物が入るまでの間は仮詰めなどがしてありますが、それはある程度取れやすいものを使っていますので汚れが溜まりやすくばい菌が入ってしまうリスクがあります。

 

以上のケース以外にも途中で治療を中断してしまうことはもちろん良くないことです。

治療の中断ですから、完治はしていませんしそのまま放置しておくと悪化したり更に違う病気にかかる危険性が大いにあります。

ご自身の歯で健康に長く暮らせるよう、治療は最後まで頑張りましょう!

あとどれくらい治療回数がかかるのかなど、ご不安なことがございましたらスタッフにご相談ください。

また、治療を中断してしまって今後のご予約を悩んでいる方も是非いらしてください。

いつでもご予約のご連絡お待ちしております(^^)/

 

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