メイクやファッションできれいに装っている割には歯並びのよくない人々が、諸外国と比べて日本には多いと思います。
ともすると日本人は外側を意識してばかりで、歯は最後になりがちですよね( ;∀;)
海外でのビジネスシーンにおいて、歯並びの良し悪しでプレゼン結果が左右されたという話を聞いたことがあります。
たかが歯並びでと思うかもしれませんが、審美歯科の意識が高い欧米諸国では、仕事への評価に影響しかねません。
『歯は20本あればいい』は本当?
昨今の日本では予防歯科の概念も徐々に拡がり、意識の高い若者たちの間ではホワイトニングなども一般化しつつあります。
一方で、虫歯が痛みだしたり、歯周病が進んだりしない限り、歯科を受診したがらない人が多いのも事実だ。歯が1本くらいなくても大丈夫だろうという誤った認識もまだあるのが現状です。
アメリカ人にとっては、歯が一本ないのと、指が一本ないのは同じくらい大変なことなのだそうです( ;∀;)
日本人の歯への意識改革を推進するにあたり、まずはこうした文化の違いによる認識の差異から改善しなければいけませんね。
日本人の多くは『健康日本21』が掲げる8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上持っていようとする運動)の方針を聞かされていて、それを目標にする人は多いと思います。
個人差はあるものの、永久歯は普通32本。
しかしそれでは、12本も抜けていいという考えになってしまいます。
この運動は、20本あったらいいという話で終わってしまっており、その先にある人生や生活の質などを鑑みてないように思えます。
保険医療だけでは、健康上マイナスの状態をゼロに戻すだけですね。より快適に、長い人生を楽しく暮らせるレベルには、あと一歩の努力と自覚が必要です!
例えば、『歯を失ったら入れ歯にすればいい』と思っている人も少なくありませんが、実際に入れ歯を使い始めてみると”噛みづらい”とか”口がもごもごしてうまく話せない” など、違和感を持つ患者さんもいらっしゃいます(;_:)
人生100年の時代ですから、歯は大切にしたいですね☆