診療・治療情報

2025.04.17

歯を丈夫にするにはどうしたらいいの?

こんにちは!ひまわり歯科クリニックです!

皆さんは日頃から虫歯や歯周病にならないように毎日歯みがきなどの口腔ケアをやっていると思いますが、「歯を健康で丈夫にする」ということを意識したことはありますか?

歯を丈夫にするためには皆さんフッ素を思い浮かべる人も多いかと思いますがその他にも対策はありしっかりと栄養を摂ることが大切だと言われています!

では丈夫な歯とは一体どのような歯の状態のことかというと。。。

・虫歯になりにくい(虫歯菌が繁殖しにくい口腔内環境)

・歯茎の状態が良く歯周病に罹患していない

・歯が硬く外的な衝撃に対して簡単に割れたりしない

などが大きくわけてあげられます。

これらのことを踏まえて今回は丈夫な歯を作るために必要な栄養についてお話します。

歯を丈夫にする栄養素

①カルシウム

歯を丈夫にするためにはカルシウムを摂取すると良いと聞いたことがある方も多いかもしれません。歯とカルシウムの関係性において特に永久歯が作られる時期のカルシウムの存在はとても重要です!

また歯の多くの部分を占める「象牙質」という組織はほとんどがカルシウムで形成されています。そのため永久歯が作られる子供の時期にカルシウムをしっかり摂取することは丈夫な永久歯を育てるためには重要です。乳歯から永久歯に生え変わるのがおおよそ6~12歳頃の時期です。

しかしこれはまだ永久歯が生えそろっていない子供の対策になるので既に生えそろっている永久歯に対してはこれほどの効果はあまり得られませんが、「再石灰化」という働きに効果があります。

「再石灰化」とは溶けたエナメル質の部分を修復し強い歯に戻してくれる働き

のことですがカルシウムはこれらをサポートしてくれる貴重な栄養です。そのため虫歯を予防するには歯のエナメル質が再石灰化する働きが重要です。

逆にカルシウム不足によって再石灰化が妨げられると再石灰化と脱灰のバランスがくずれてしまい虫歯のリスクが高まります。

例えばカルシウムを含む代表的な食材は以下を参考にしてください!

・乳製品(牛乳・チーズ・卵)

・魚介類(ししゃも・煮干し)

・海藻類(わかめ・ひじき)

これらの食材を意識して食事するといいですね!他にもまだまだ大事な栄養素はあります。

 

歯の形成に関連の深いビタミンはビタミンA・Dがあります。

③ビタミンA

ビタミンAは各組織のたんぱく質と結合しそれらの組織を健全に保護する働きや抗酸化作用があると言われています。また歯の表面を覆ってるエナメル質を強くする効果もあるので虫歯予防にも関係しています。

ビタミンAを多く含む食材はカボチャ、ほうれん草、にんじん、レバーなどがあります。

 

④ビタミンC

ビタミンCは歯の象牙質を作る栄養素のひとつでありカルシウムと同じく虫歯に強い歯の基礎になるものになります。その他に歯茎の主成分であるコラーゲンの合成を促進する働きがあるので歯周病予防としても機能してくれます。

ビタミンCを多く含む食材はピーマン、ブロッコリー、みかん、レモンなどにあり果物に多いです。

 

⑤ビタミンD

ビタミンDは骨の代謝に深く関与する栄養素です。ビタミンDが不足すると歯を支える骨の状態が悪くなり歯周病のリスクを高めてしまいます。

ビタミンDを多く含む食材はきのこ、サーモン、マグロ、卵黄、乳製品などがあります。

ただこれらを食べれば歯が丈夫になる、健康になるというものではないので様々な栄養素をバランスよく摂取することを心がけましょう!

 

ここまで歯を丈夫にするために大切な栄養素についてお話してきましたが少しでも参考になりましたでしょうか?もちろん栄養を摂るだけで虫歯や歯周病の予防ができるわけではありません。

ご自宅での口腔内ケアと定期的な検診がとても重要になります。3カ月に1回、もしくは最低でも半年に1回の歯医者さんでの検診・クリーニングをおすすめします!

ひまわり歯科クリニックでも随時新規患者様を受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください♪

 

 

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