診療・治療情報

2025.03.06

先天性欠如歯について

 

「先天性欠如歯」についてお話します!

人間の歯の数は通常の場合、乳歯20本、永久歯28本、親知らずを含めて最大32本あります。しかし何らかの原因で永久歯が生まれつき足りないことがありこれを「先天性欠如歯」といいます。これは大きな病気とかではなく、形成異常のひとつです。早期発見することで今後の対応を考えることができます。

ではこれから「先天性欠如歯」になる原因とリスクについてご紹介したいと思います。

 

★なぜ「先天性欠如歯」が発生してしまうのか

永久歯の元となる歯胚が何らかの理由で形成されないこと発生してしまいます。はっきりとした原因はわかってませんが以下のことが考えられるとされています。

※歯胚(しはい)・・・歯の元となる組織で乳歯や永久歯の生成に重要な役割

・遺伝

・歯の発育期における栄養障害

・感染

・外傷

・放射線障害

・内分泌障害

・風疹の罹患

・母親の妊娠中の栄養障害や梅毒など

 

★「先天性欠如歯」の発生率

先天性欠如歯は少数の歯が足りない「一部性歯牙欠如症」と多数にわたり欠如がある「全部性歯牙欠如症」(無歯症)に分けられます。

実際にどのくらいの確率で起こるのでしょうか?

日本小児歯科学会の調査によると約10人に1人という比較的高い確率で発生することがわかりました。

 

★発生部位

乳歯では上下顎乳側切歯(前から2番目)、永久歯では上下顎第三大臼歯(親知らず)→上顎側切歯(前から2番目の歯)→上下顎第二小臼歯(前から5番目)→下顎中切歯(前から1番目)などで第一臼歯(前から6番目)が欠如することは稀であるといわれています。

 

★発生するとどんな影響があるのか

歯がない状態が長期間続くため抜けた両隣の歯が倒れこんだり、噛み合うはずの反対側の歯が伸びてきたりします。他にも次のようなことが起こってしまいます。

・咀嚼障害

・歯列、顔貌への影響

・発音障害

・顎関節症への影響 など

★先天性欠如歯の早期発見

幼少期からの歯科検診が大切です!先天性欠如歯はかかりつけの歯医者さんや学校検診で指摘されるまで家族や本人でさえも気づかないことがほとんどです。

また乳歯の前歯に癒合歯(2つの歯が1つになっている歯)があったり奥歯が乳歯のままいつまでも残っていたり、両親のどちらかに先天性欠如歯になっていた場合はお子さんの発生率は高くなる傾向にあります。

乳歯がなかなか抜けない、永久歯が生えてこないという場合も疑うポイントになります。
なのでやはりかかりつけの歯医者さんで診察することをおすすめします。歯医者さんでレントゲン写真を撮影して確認することで歯の生え変わりが順調に進んでいるか、顎の骨に異常がないかなどお口の中全体の状態を確認することができます。

定期的な確認は生え変わりのタイミングを予測し歯を健康に保つことに役立ちます。

少しでも違和感を感じたら早めにご相談ください。

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