診療・治療情報

2024.01.18

歯ぎしり・食いしばり 

今日は、歯ぎしり・食いしばりについてのお話です。

歯ぎしりや食いしばりは決して特異なことではなく、だれもがしている一種のくせと考えてよいでしょう。

しかし、ひどくなると時に次のような問題を起こします。

●歯ぎしりや食いしばりが起こす全身への影響

 

これらの症状すべてが歯ぎしり・食いしばりが原因というわけではありませんが、無用な悪い癖はなくしておいたほうがよいでしょう。

●まずは日中の気づきから

仕事中や勉強中など、何かに夢中になっているとき、ふと気が付くとしっかりかみしめている、あるいは舌を吸いつけていることはありませんか?

そんな時は肩を上下させ、首から上の力を思い切り抜いて、頬の力を抜き、歯をかみ合わせないようにします。

●寝ているときのコントロール

  1. ①枕を低くしましょう
    後頭の一番出っ張ったところより首の付け根近くに枕を置きます。
    そうすることで、口が開きやすくなり噛みしめを起こしにくくします。
  2. ②布団に入ったら何も考えないようにしましょう
    布団の中は眠るだけのところと決めてください。
    もしどうしても考えることがあれば一度布団から出て考えるようにしましょう。
  3. ③眠る前のトレーニング
  1. まず思い切り噛みしめる。1~2秒後にフッと顎の力を一度に全部抜く。
  2. 息を吸いながら思い切り大きな口を開け、ガクンと一気に脱力すると同時に息を吐く。
  3. 肩→胸→腹→太ももの順に、力を入れる→脱力を行う。
    全身の力が抜けた状態でぐっすり眠る。
 
マウスピースを使用した治療をご存じですか?
◇マウスピースはこんな方におすすめです。
  • ・アゴに痛みや疲れを感じる人(顎関節症)
  • ・アゴから「カクカク」と音がする人
  • ・寝てる間に、歯ぎしり・くいしばりをする人
  • ・肩こりや頭痛のある人に有効な場合もあります。

 

◇マウスピースの効果

マウスピースをお口の中に装着することにより、アゴの関節に加わる力を軽減したり、かみ合わせを正しい位置に誘導していきます。

これにより、口の周りの筋肉の調和がとれ、あご、顔面、全身の安定を図ります。

◇マウスピースの使用法

自分でマウスピースを装着し、基本的に毎日、就寝時にはめて使用します。

※昼間もくいしばってしまう方は昼も使用します。

●マウスピースができるまで

 

お気軽にドクター・スタッフまでご相談ください🌻

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