診療・治療情報

2023.06.02

舌癖について👅

今日は舌癖についてのお話です。

 

舌癖とは悪い舌の癖のことで

・上下の歯で舌をはさんでいるまたは下の方にある

・飲み込む時に舌が前の方に出て歯を押している

  • ・口をポカンとあけている唇をよくなめるまたは咬んでいる
  • これらを舌癖といいます。

 

口唇を閉じる力を調べてみましょう!

★舌の位置で呼吸法、口唇力をチェック!

普段の呼吸は、口と鼻どちらを使っていますか?口唇の筋力がしっかりついていると、リラックスした状態でも口を閉じていられます。

口唇の筋力を鍛える事で口がぽかんと開いている状態がなくなり、口で呼吸をしていた人も鼻で呼吸ができるようになります。

 

舌の位置の確認テスト

体の力を抜いて自然に口を閉じます。歯は噛みしめず、口唇だけを軽く閉じます。この状態で舌の位置を確認します。舌の先はどこに来ていますか?

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  • ①上の前歯の裏または上あごにペタっと舌がつく。
  • ⇒口屋の筋力がついています。普段鼻呼吸ができています!
  • ②上下の齒の間
  • 歯と歯の間に舌の先が来る。
  • ③下の前歯の裏
  • 下前歯の裏に舌がつく、または下あごの裏に舌がつく。
  • ⇒口唇の筋力が弱いです。
  • 気を抜いているとき、または常時口呼吸をしている状態です。鼻炎がある方はこちらのタイプの方がほとんどです。

 

舌の癖が精正治療に及ぼす影響・・・

  • 舌や口唇に癖があると橋正器具の機能を妨げる原因になります。
  • 癖の改善がみられるまで橋正装置を外せないことがあります。

●舌や口唇の癖が残っていると舌で歯を押してしまうので、歯並びが安定せず、後戻りの原因になります。

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                                       <↑咬み合わせが浅くなっています>

 

舌の癖を改善するために、舌の正しい位置、正しい飲み込み方を身に付けましょう。いきなり正しい飲み込み方をしようとしても舌に筋力がなかったり、コントロールが出来ないと思います。舌の癖があるか確認し、改善にむけてトレーニング(MFT)を始めましょう!

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★当院では矯正治療などの際に、MFT(口腔機能療法)と呼ばれる口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行っています。

 

トレーニング(MFT)の効果

・舌や口唇の練習は口周りのエクササイズです!毎日欠かさずに練習することで正しい飲み込み方、正しい位置が身につきます。

・舌の癖の改善により、キレイな歯並びを保つことができ、歯並びの後戻りを防ぎます!

・左右でしっかり咬み合うことができ、咬み合わせが安定します!

・部分的に負荷がかかることなく噛めるので歯が長持ちします。

・舌や口唇の練習をすることで口元の印象が良くなります!

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