診療・治療情報

2022.10.14

むし歯になりやすい時期を知ろう~ライフステージとむし歯リスクの関係~

年齢による口腔内、生活環境の変化によってむし歯のリスクは変動します。

各ライフステージにおけるリスクを知って、むし歯の予防を心がけましょう。

乳幼児(生後6か月頃) 乳歯が生え始める  ・未成熟なエナメル質(乳歯) 

               ・離乳食が始まる   ・唾液腺の未発達

幼児期(3歳頃) 乳歯が生えそろう  ・親の唾液から虫歯菌が感染しやすい(食器の使いまわしい)

           ・親と同じものを食べ始める

          → お子さんの虫歯予防には、歯の溝をふさぐシーラントやフッ素塗布が効果的です!

学童期(6~10歳) ・永久歯が生え始める ・未成熟なエナメル質(永久歯)

              ・乳歯と永久歯が混在した凹凸の歯並び ・自分で歯磨きするようになる

              ・親の仕上げ磨きがなくなる

思春期(12~18歳頃) ・永久歯が生えそろう  ・お小遣いで買い食いができる

                ・部活でスポーツドリンクを頻繁に飲む ・成長ホルモンの変化で歯肉炎が増える

            →生活環境や食習慣の変化で、むし歯になる確率が高くなります!

成人期(20~50歳) ・歯質が成熟する   ・働き盛りで歯医者に通う時間がない

妊娠期           ・歯周病の原因となるタバコやお酒がOKになる  ・唾液PHの低下(妊娠期

               ・治療した歯が再び虫歯になりやすい   ・内分泌機能の低下(妊娠期

高齢期(60歳~) ・歯質の衰えがみられる  ・歯肉が痩せて歯の根が見える

            ・生活習慣病が増える   ・唾液分泌量の低下 

            ・租借機能の低下

            →これまでの生活習慣や歯のケア不足が原因で、歯の喪失率が高くなる!

          

           虫歯や歯周病の発症を未然に防ぐために、定期健診をおすすめします!

 

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