診療・治療情報

2022.09.01

指しゃぶりによる歯並びへの影響

こんにちは、ひまわり歯科クリニックです。

今回は指しゃぶりによる歯並びの影響などお話ししたいと思います。

うちの子、なかなか指しゃぶりがやめられないけど将来歯並びに影響しないかな?

と心配になってしまいますよね。

 

 

 

 

 

歯は通常、外側にある口唇や頬などの筋肉組織から加わる力と、内側にある下の力がうまくバランスの取れたところに並んで構成されます。

しかし乳歯列が完成した3歳以降も指しゃぶりが続いてしまうと、バランスを損なう力を及ぼしやすくなります。

指しゃぶりによる歯並び・噛み合わせへの影響の程度は、「持続時間」「頻度」「力の強さ」によって異なります。

特にリスクが大きいとされる「持続時間」では、1日あたり5~6時間の継続した力が歯に及ぶと歯並び・噛み合わせへの異常が引き起こされるとされており、

指を吸っている時の上下の顎の位置がずれることにより、前歯が傾いてしまい、噛み合わせがずれてしまうことがあります。

ただし永久歯が生えてくる前までにやめることができれば口唇、頬、舌の力の正常なバランスによって自然に改善することが期待されます。

なかなかやめられないと心配になってしまうと思いますが、遅くても永久歯の前歯が生えてくる前にやめられるよう目指すのが良いとされています。

その他のことでも心配なことがありましたら来院された際にお気軽にご相談していただければと思います。

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