今回は噛み合わせについてのお話です。
歯並びをよくする=審美というイメージが強いかもしれませんが、歯並びをよくするのは見た目をよくするというメリットだけではなく歯の噛み合わせにも関係してきます。
歯並びが悪く噛み合わせが悪いと口を閉じることが難しく、口の中が乾燥し虫歯や歯周病を防ぐ唾液が不足します。また細部までのブラシングが困難なため虫歯や歯周病になりやすいというリスクがあります。
さらに十分噛むことが出来ず食事を丸飲みしたり、うまく消化できない状況で胃に負担がかかることもあります。
噛み合わせがうまくいかないことによって噛む際に顎に負担がかかると肩こりや腰痛の原因にもつながり、影響が大きいと体調不良の原因にもなりかねません。
正しい噛み合わせの確認方法とは?
1.上の歯と下の歯のバランスが取れているか?
上の歯が下の歯より2〜3ミリ、外側に並んでいるのが良いとされています。
2.上下前歯のバランスが取れているか?
上の前歯と下の前歯の真ん中が噛んだ時に一致している。
3.上の歯と下の歯の噛み合わせの深さのバランスが取れているか?
上の歯1本に対して下の歯2本がかみ合っているか?
下の前歯が3分の1隠れる程度の深さで重なっているのが理想的。
上下の前歯が噛み合っていなくてスペースが空いていたり、逆に上の前歯と下の前歯の重なりが4ミリ以上ある噛み合せが深い場合は、正しい噛み合わせとはいえません。
歯の噛み合わせをよくするということは見た目の奇麗さや歯の健康のみならず、身全体の健康にも繋がるのです。
噛み合わせで不安な場合はぜひ一度歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか?