皆さんこんにちは(*’▽’)
どんどん暑くなってきましたね
熱中症で倒れないように水分補給や塩分をいつもよりしっかりとっていきましょう!!!
今回は食と健康について紹介していきたいと思います☆
虫歯と食の関係
かつて幼稚園や小学校での歯科検診は大変でした。あまりにも乳歯の虫歯が多かったためです。でも、現在乳歯の虫歯は激減しました。だからこそ見えてきた問題があります。
幼稚園や保育所で歯科検診をしながら、順番に並んでる子ども達を見ていると、中に小柄で顔色が悪い子がいます。どうしてだろうと思いながら口の中を見ると、虫歯で歯がボロボロでした。虫歯がひどくて食べることができないことが体格や顔色に表れているのです。これは、口の中を見ている者でないとわかりません。きっと幼稚園の先生は、顔色の悪さや体格を個人差と捉えているのでしょう。
3歳前から虫歯がひどい子は、やはり体が小さい子が多いです。そんな子は小学校入学後急に体格が良くなることはありません。
“虫歯が多い3歳児”と“虫歯のない3歳児”の体重を比較した研究があります。虫歯の多い子の平均体重は約15㎏に対し、ない子では17㎏とすでに2㎏の差がついていました。他にも虫歯が多い子ほど貧血傾向があるという研究結果が出ています。
私達の体は食べ物からできています。本来、ヒトにとって異物である食べ物を歯で噛み消化することで体に同化させ消化するのです。食物アレルギーを専門にしている小児科医は、食物アレルギーの一番の予防は“よく噛むこと”と口を揃えて言います。食物アレルギーは、抗原が腸管から侵入することで起こります。もちろん食物アレルギーには、遺伝など様々な要因があります。
ここで卵かけごはんを例に考えてみましょう。子どもは卵かけごはんが好きですが、噛むことなく飲み込んでしまいます。噛まないのでペプシン(胃で働くたんぱく質分解酵素の1つ)が十分にはたらかず、未消化のまま腸管へ流れる可能性が高くなります。もし、腸管に傷でもできれば感作され食物アレルギー発症の原因にもなりなす。
なぜ一口30回噛むの?
食べ物は“一口30回噛みましょう”(カミングサンマル運動)と言いますね。どうせなら50回や100回噛んだ方がいいとおもいませんか?ちゃんと30回噛むことの意味があるのです。
フレッチャー氏の“噛み噛み健康法”
フレッチャー氏は40歳にしては髪の毛が真っ白。身長170㎝で体重は100㎏近く、それに腹囲は150㎝もありました。完全なメタボですね。昔は元気に世界中飛び回っていたのに体調が悪くなる一方で病院で検査を受けたところ、食べ過ぎと運動不足による生活習慣病と言われたそうです。
そんなある日グラッドストーン首相の健康法“一口30回噛むこと“を思い出しました。そればかりでなく次のことを実践しました。
1.本当に空腹感の湧いたときだけ食べる
2.新鮮なものをシンプルに調理して食べる
3.味わいながらゆっくり食べる
続けていくことで健康な頃の状態に戻ってくることを自覚しました。フレッチャー氏はこれをきっかけに世界中で“噛み噛み健康法”を説いて周りました。この方法で取り戻したのは体調の回復と体重の減少だけではありません。体力がつくと同時に持久力もついてきたのです。
噛み噛み健康法で、栄養吸収力がアップします。よく噛めば完全に消化され同じ量の食物でもより多くの栄養を吸収できるのです。
よく噛むと沢山良いことがありますね!
皆さんも意識して一口30回噛んで健康になりましょう(^^♪