こんにちは♪
今日で8月も終わり、明日から9月ですね!
まだまだ残暑は続くそうなので、お体にはお気を付けくださいね。
今日は、“むし歯になりやすい時期”についてお話したいと思います。
ライフステージとむし歯リスクの関係
年齢による口腔内、生活環境の変化によってむし歯のリスクは変動します。
各ライフステージにおけるリスクを知って、むし歯の予防を心がけましょう。
①乳児期 生後6か月頃
~乳歯が生え始める~
・離乳食が始まる
・未成熟なエナメル質(乳歯)
・唾液線の未発達
②幼年期 3歳頃
~乳歯が生えそろう~
・親の唾液からむし歯が感染しやすい
・親と同じものを食べ始める
③学童期 6~10歳頃
~永久歯が生え始める~
・未成熟なエナメル質(永久歯)
・乳歯と永久歯が混在した凸凹の歯並び
・自分で歯みがきするようになる
・親の仕上げ磨きがなくなる
④思春期 12~18歳頃
~永久歯が生えそろう~
・お小遣いで買い食いができる
・部活でスポーツドリンクを頻繁に飲む
・成長ホルモンの変化で歯肉縁が増える
⑤成人期・妊婦期 20~50歳
~歯質が成熟する~
・働き盛りで歯医者に通う時間がない
・歯肉炎の原因となるタバコやお酒がOKになる
・治療した歯が再び虫歯になりやすい
・唾液phの低下(妊婦期)
・内分泌機能の低下(妊婦期)
⑥高齢期 60歳以降
~歯質の衰えがみられる~
・歯肉が痩せて歯の根が見える
・生活習慣病が増える
・唾液分泌の低下
・咀嚼機能の低下
むし歯の原因となる3つの要素
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。
つまり、これら3つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです。
・歯質
歯の強さや唾液の力によってむし歯になりやすいかどうかが左右されます。
・むし歯菌
主なむし歯菌はミュータンス菌です。この菌はプラーク(歯垢)をつくり、また歯を溶かす酸をつくります。
・糖質
糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物がむし歯の発生に影響を与えます。
むし歯になるリスクを小さくするには…
むし歯の原因となる3要素の重なりあう時間や面積をできるだけ少なくすることで、むし歯になるリスクを下げる事ができます。
・歯質
フッ化物を使った歯質強化。よく噛んで唾液の分泌を促進。歯科医院でのシーラントによる予防など。
・むし歯菌
ご家庭での歯磨きや、歯科医院でのプラーク除去。菌の活動をおさえるキシリトールやフッ化物の使用など。
・食べ物
バランスのとれた食生活。おやつの習慣。砂糖などむし歯の心配がないおやつの選択など。
むし歯になる原因は人それぞれです。
ご自身に合った虫歯予防法で、虫歯にならない健康な歯を目指しましょう!
予防法などについてはいつでもご相談ください(^^)/