診療・治療情報

2019.07.29

親知らずの話

こんにちは♪

今週はずっと晴れの日が続くようで、連日30度超えだそうです!

皆さん熱中症対策、日焼け対策をしてお出かけくださいね(*_*)

 

 

さて、今日は親知らずについてお話したいと思います。

 

親知らずは、大人になってから1番最後に生えてくる歯です。

まっすぐ生えてくればさほど問題はないですが、斜めに生えてきて周りの歯や歯茎にトラブルを起こすことが良くあります。

また、1番奥で磨きにくいため虫歯になりやすいのです。

 

そもそも親知らずってどういうもの?

親知らずは、上あごと下あごに2本ずつ合計4本あります。

しかし、4本がきちんと生えてくることは稀で、歯の元になる種はあっても歯茎や葉の骨に埋もれたまま生えてこなかったり、最初から歯の種がなく生えてこない場合もあります。

これは、親知らずが退化する傾向にあり、将来私たちの体から消えていく運命にあるからだと言えます。

親知らずが生えてくるのは18歳~24歳頃です。

名称の由来については、『昔ならそろそろ親と死別する時期に生えてくるから』『親が歯の生えはじめを知る事がないから』などいろいろな説があります。

正式には“智歯”(ちし)または“第三大臼歯”と呼ばれています。

 

親知らずがトラブルを引き起こす原因とは?

親知らずが生えてきても、何も悪さをしなければ気にすることはないのですが、他の歯がすでに生えそろっているところに生えようとするため、きちんと生えるためのスペースが不足していることが多く、生えてくる段階で歯が曲がったり、傾いたり、手前の歯にくっついたり押したりして、周りの歯や歯茎に負担をかけてしまいます。

また、親知らずは1番奥に生えてくるため、歯が生えた後に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病になる確率が高いことが挙げられます。

しかも、その時は手前の奥歯を道連れにすることが多く、とても厄介です。

 

親知らずの治療法~

親知らずがきちんと生えていない多くの場合は、抜いてしまうケースがほとんどです。

これは、治療するにも歯が奥すぎたり、歯の形がおかしかったり、的確な治療とメンテナンスができないと判断されるためです。

親知らずの抜歯と聞くと、大変そう、痛そう、怖い、などのイメージを持たれる方がほとんどだと思います。

上の親知らずに関しては、下の歯と比べると根っこが浅いため難しい抜歯になることはほとんどありません。

処置のお時間は30分程度になります。

問題は下の歯の親知らずなのですが、先述しように生え方が複雑なことが多いため、上の歯に比べると難しい抜歯になるケースが多くなります。

処置のお時間は約1時間程度になります。

抜歯の際はしっかり消毒・麻酔をし、処置前に予めお薬を飲んでいただいてから行いますので施術中の痛みは感じません。

抜歯後は、麻酔が切れた時に腫れやお痛みが出る場合があります。

抗生物質とお痛み止めのお薬をお出ししておりますので、服用して下さい。

 

 

親知らずが虫歯になり痛みが出てからの抜歯は、麻酔が効きづらくなるためさらに困難になってしまいます。

抜歯は痛そう、怖いというイメージがあると思いますが、虫歯で痛みが出てからではもっとお辛い思いをすることになってしまうのです(>_<)

なので、虫歯が進行する前に抜歯する事をお勧めしています。

当院では、大学病院の口腔外科での勤務経験のある岩城先生というベテランの先生が勤務しておりますのでご安心ください。

他院で大学病院を紹介されたけどなかなか行く時間がないという方もご相談ください。

勤務日については随時こちらのホームページでもご案内しております。

詳しくはスタッフまでお問い合わせください(^^)/

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