診療・治療情報

2019.07.26

“妊婦歯科検診”受付中です!

こんにちは♪

ようやく梅雨も明けて、夏本番がきましたね!(^^)

なかなか着れずに待機していた夏服の出番がやってきて嬉しい限りです!笑

来週は気温が34度まで上がるらしく暑い日が続くそうです。

皆さん熱中症にはくれぐれもご注意ください(>_<)

 

さて、今日は妊婦さんの歯科治療についてお話したいと思います。

江戸川区では妊婦さんの歯科検診を無料で実施しております。

母子手帳をお持ちの方で江戸川区民の方が対象となります。

 

妊娠中の歯科治療は可能?

妊娠中の歯科治療は、おなかのお子さんに影響があると思っている方もおられますが、時期に注意すれば歯を抜くことも可能です。

逆に、虫歯で痛くて眠れない、食事ができない、イライラするなどの症状が続けば胎教にも良くありません。

 

①妊娠初期(1~4か月)

過度の緊張や長時間にわたる治療は避け、応急処置にとどめます。

②妊娠中期(5~7か月)

ほとんどの方が問題なく治療できます。

③妊娠後期(8~10カ月)

母体に負担がかかるため、緊張を要しない限りは応急処置のみを行います。

 

▽麻酔▽

緊急症状で重症化を招く場合や外科処置を行うで、局所麻酔が必要となる場合があります。

歯科の麻酔薬は無痛分娩にも使われるもので、体内に入ると肝臓などで分解され、尿と共に排泄されます。

麻酔薬が胎盤を通過することがないため、妊娠中でも安全です。

 

▽レントゲン▽

歯科のレントゲン写真は、顎の周辺を撮影するため、直接おなかにX線が当たることはありません。

防護エプロンを着用して腹部を保護すれば、被ばく量は限りなくゼロになるため、赤ちゃんへの影響はないとされています。

 

▽薬剤▽

抗生物質は、胎児に悪影響を及ぼす薬があるため、妊娠8週以内では使用しません。

鎮痛薬は、痛みによる精神的ストレスがある場合、比較的安全なものを1日1~2回程度使用します。

いずれも必要性と安全性を計りにかけ、適切な時期や分量を十分考慮し、通院中の産婦人科の先生に確認してから処方します。

 

妊娠中は虫歯になりやすい?!

個人差はありますが、つわりは妊婦さんにとって避けられない症状です。

ひどい方だと、歯みがき粉の味や香料を受けつけなかったり、歯ブラシを口の中に入れることさえできないというケースもあるようです。

その結果、十分にブラッシングできずたちまち口腔内環境が悪化。むし歯になりやすくなってしまうのです。

また、妊婦さんの唾液は、口腔内の細菌を殺す自浄作用も弱くなりむし歯や歯周病などのトラブルを招きがち。

お腹が大きくなってからや出産直後はなかなか歯医者に通院するのも大変です。

理想としては、日ごろから歯医者さんで適切なケアを受け、トラブルが見つかった場合はなるべく妊娠前に治療を終了させることです。

もし妊娠中に虫歯が見つかった場合は、出産後まで待って症状がひどくなってしまう前に、安定期での治療をお勧めします。

 

 

受診の際は、妊娠の可能性がある方・妊娠中の方は必ずお申し出ください。

事前に歯科医師と相談し、納得された上で治療を進めていきましょう(^O^)/

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