高齢になるとお口の状態が変化し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
これまで、歯の健康に自信があった方でも、知らないうちに病状が悪化して、削る・抜く等の処置となり、大きなショックを受けられることがあります。
こんな症状はありませんか?
・歯ぐきが下がってきた
加齢や歯周病、歯ブラシのこすり過ぎ、歯ぎしりが原因で歯ぐきが下がると、歯の根元がむき出しになります。
根元はエナメル質という鎧がないため、虫歯になりやすく、知覚過敏を引き起こしやすくなります。
・口の中が渇く
加齢や薬(降圧剤やパーキソン剤など)の副作用で唾液の分泌が減ってきます。
唾液には口の中の洗浄・殺菌作用があるため、唾液量が少なくなると虫歯や口臭が発生しやすくなります。
・口の中が臭う
口臭は、唾液分泌の低下、歯周病、磨き残しによる口腔環境の悪化が主な原因です。
特に、入れ歯やブリッジ、歯の喪失が混在していると食べかすが残り不衛生になりがちなので、適切なケアが必要となります。
・歯ぐきが腫れやすい
お口の中のお手入れ不足や、唾液の分泌量が減って口腔内の自浄性が低下すると、歯肉の炎症(歯周病)が起きやすくなります。
放っておくと症状が悪化して歯が抜け落ち、正常な食事ができなくなります。
高齢者に多い歯の病気
▽根面う蝕▽
~75歳以上の方の約6割が発症~
歯の根元にできる虫歯です。
歯の表面はエナメル質という固い鎧で守られていますが、根元にはそれがないため虫歯になりやすく
進行も早いです。
気付いたときには歯が折れてしまうこともあります。
▽歯周病▽
~60代の約7割が発症~
露出した歯の根元に歯垢などの汚れが付着し炎症が起きます。
気付いたときには歯がグラグラで抜けてしまうことも少なくありません。
歯を失ってしまう最大の原因です!
歯周病とは?
歯周病とは、先述した通り歯垢がきっかけで起こる歯周組織の病気です。
歯垢とは、食べかすや歯の垢ではなく細菌の塊です。
1mg中に数億もの細菌が棲みついていると言われており、その中の歯周病原菌が出す毒素で歯肉に炎症をもたらします。
しばらくすると、歯垢はやがて唾液中のミネラルと結合して石のように固くなり歯石となります。
歯石は、歯と歯肉の間の歯周ポケットに溜まり、歯肉を刺激し続け、やがて歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし始めます。
歯周病がひどくなってくると、歯がグラグラするのはこのためで、歯を失う原因は虫歯より多いと言われています。
ひまわり歯科では、高齢の方の虫歯や歯周病のリスクを減らす処置を行っています。
ずっとご自身の歯でおいしく食事ができるよう、定期的にメンテナンスにお越しになってください。
ご予約お待ちしております(^^)/